初のハローワークに「ちょっと恥ずかしい」 元プロが“捨てた”プライド、3年後に掴んだ出世|球界群像 紀藤真琴#27
広島や中日、楽天で活躍した紀藤真琴氏【写真:山口真司】紀藤氏が“第2の故郷”広島で始めた新たな挑戦
現役時代は広島などで中継ぎでも先発でも活躍した右腕で、引退後は楽天などで投手コーチを務めた紀藤真琴氏は、2025年11月に広島市西区の株式会社EJフィールド代表取締役に就任した。自身の名前が商品名となった釣り竿「マコトに恐縮です」の販売、野球も含めたスポーツ関係のイベント企画なども手がけるなど、60歳になった現在も精力的だ。今の会社との出会いが大きかったが、それは知人のツテではなく、ハローワークからの紹介だったという。
紀藤氏は2022年7月に、約3年半務めた茨城・水戸啓明高の硬式野球部監督を辞任して、故郷の名古屋ではなく、プロ生活をスタートさせた“第2の故郷”広島に戻った。「お世話になった方が多かったし(1984年から2000年までカープに所属して)やっぱり愛着がある地域ですからね。ちょっと休みたいなぁ、ずっと野球をやってきたからなぁって思いながらね」。
広島、中日、楽天での現役生活は2005年までの22年、その後も楽天や台湾プロ野球の興農、統一で投手コーチを2013年まで務め、さらに水戸市内で野球教室「紀藤塾」を開校、水戸啓明の野球部監督と、ずっと走り続けてきた。とはいえ、広島で何もしないというわけにもいかない。そこで公共職業安定所「ハローワーク」に行ったという。
オリジナルの釣り竿を開発、代表取締役に就任する大出世
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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