沖縄入り前夜も食事へ「かわいい」 人的補償で楽天移籍の田中千晴が心待ちにする“対戦”

弾き語りでも話題…最近練習中の曲はミセスの「ダーリン」
楽天の田中千晴投手は、FA移籍した則本昂大投手の人的補償として春季キャンプ直前に巨人から加入した。まずは1つの目標として楽しみにしているのが、オープン戦期間の3月20〜22日に東京ドームで行われる古巣との対決だ。プロ入りから3年間を過ごした古巣には、どうしても抑えたい存在もいる。
「実は、こっち(沖縄)に来る前日の夜も一緒にご飯を食べたんですよ。仲良いんです、かわいいです」と明かすのが、浅野翔吾外野手だ。2人は2022年ドラフト同期。1位の浅野は高松商から、3位の田中千は国学院大から3位で入団したため4学年違いだが、右腕にとっては弟のような存在だ。
ともにルーキーイヤーから1軍を経験し、多くの時間をともにした。「真面目だし、ちゃんと上下関係をわかっている子なので、そこが先輩たちは気に入るところなのかな」と笑う。対戦時のことはもちろんイメージ済み。フォークが武器だが「真っすぐ一本で三振取りに行きます」と“撹乱作戦”に出た。
田中千といえば、弾き語り。巨人時代のファンフェスタで尾崎豊の「I LOVE YOU」を約4万人のファンの前で披露し、プロ並みの歌唱力でも話題となった。「マイクを通して歌うと全然違うし、東京ドームは0.5秒くらい遅れて自分の声が来るので、なるべく広いところでやりたくて」と約3週間前から時間をつくってはギターを担いでカラオケボックスに向かって猛練習した努力家でもある。
クオリティの高さに歌唱動画はバズった。「違うチームのファンの方にも『あ、歌うやつだ』って言われるようにはなりましたね。今も移籍してサインを書くたび『絶対歌ってください』と言われるので、届いているんだなとは思います」と影響力の大きさを実感している。なお最近では、Mrs. GREEN APPLEの「ダーリン」を練習中だとか。「僕が出しゃばるのは違うので、細々と」と遠慮気味だが、聞きたいファンはきっと多いだろう。
(町田利衣 / Rie Machida)