巨人の55歳新コーチが仰天発言 ライバルは大人気芸人…異色キャラで「力になりたい」

田口昌徳2軍バッテリーコーチが発揮する存在感
グラウンドに威勢のよい低音ボイスが響き渡る。巨人の宮崎2軍キャンプで、今季から就任した田口昌徳2軍バッテリーコーチの存在感はひときわ目立っている。
「4時に起きて、5時から自分のトレーニングをしています。こちらも体を仕上げていかないと怪我をしてしまうので。私は55歳なんですけど、僕自身が選手と一緒にやることで若手にも刺激になってほしいと思うんですよね」
持ち前の明るい性格で「おぉ、誠司ナイスバッティング!」「いいぞタツ!」。小林誠司捕手、坂本達也捕手らを盛り上げる。フリー打撃で捕手を務めて、マスク越しに選手を激励。特には打撃投手にも名乗りをあげ、「ドラフト指名狙いますからね」と周囲を笑わせる。
ある時にはファンが選手へのプレゼントを持参したが、練習中のために渡せなかった場面に遭遇すると「せっかく持って来てくれたからね」。田口コーチはファンに近づき「私が責任を持って渡しておきますね」。応援するファンにも優しく接していた。
駒大からドラフト4位で日本ハムへ入団。ソフトバンクでもプレーし、引退後はソフトバンクをはじめ、楽天、西武、ロッテなどで指導した。その後はアマ球界を経て巨人の一員となった。
「なんだか夢がありますよ。50を過ぎてからも、経験したことないチームでコーチになれるなんて、なかなかないじゃないですか。だからやっぱり、力になりたいと思うんですよね」。選手への愛情と球団への感謝の思いが元気の源だ。

M-1王者の錦鯉に負けず「チャンピオン選手を送り出したい」
「ジャイアンツのマサノリさん(昌徳、自分の名前)はパワフルに元気にいきますよ。錦鯉の“マサノリさん”(ボケ担当の長谷川雅紀)も50歳を過ぎてあのパワーですから。錦鯉には負けませんよ」
54歳の同名お笑い芸人を“ライバル”に仰天指名。錦鯉はM-1王者だけに「向こうはチャンピオンになっているので、私もチャンピオンになる選手を1人でも多く1軍に送り込みたいですね」。真剣な表情で語ったかと思うと「今の話、うまい例えだったでしょ」とニヤリ。陽気なキャラクターで“錦鯉・マサノリさん”のギャグ「こーんにーちはー!」のポーズまで披露した。
「選手と一緒にやれて、本当に心地いいです。55歳でもこんなに声を出せるんだぞ、と。若い選手には何かを感じてほしいなと思っています」。巨人にやってきた“元気印コーチ”が、若手の育成へインパクト抜群の風を吹かせる。
(湯浅大 / Dai Yuasa)