村上宗隆に見えた“確かな変化”…3冠王打法と決別か あと25日で試される適応力

村上がWソックスのキャンプ地で始動
ホワイトソックスの村上宗隆内野手は8日(日本時間9日)、アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設で始動した。マイナーの西田陸浮内野手と合同自主トレ。三塁でノック、打撃練習を行い、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ順調な調整を見せた。約50分の打撃練習ではヤクルト時代からの“変化”も見られた。
大きな違いが見られたのは、ケージでの打撃練習だ。置きティー、前から投げてもらうトス打撃、マシン打撃と、ヤクルト時代のように右足を上げてタイミングを取らず。“ノーステップ”で打ち込んだ。
2022年に史上最年少で3冠王に。昨季は上半身のコンディション不良で56試合出場にとどまったものの、22本塁打と驚異的なペースでかっ飛ばした。いずれも右足を上げてタイミングを取る打ち方だった。しかし、ホワイトソックス初日では、その打撃フォームが見られず。メジャー移籍と同時に“3冠王打法”と決別するのだろうか。

思えばNPB時代に右足を大きく上げていた大谷翔平投手(現ドジャース)も、シーズン開幕前にノーステップに近い打撃フォームに変更。「形は変わったように見えますけど、そんなに変わっていないので。トップに入る過程を省いたくらい」と説明していた新打法で、同年は本拠地開幕から3試合連続アーチ。新人王へ鮮烈なデビューを飾った。
メジャーで活躍するには、日本投手に比べて小さなテークバックで投げ込んでくる投手への対応は不可欠。NPB通算246本塁打を放った26歳は、いち早く着手したということか。
侍ジャパンの主軸打者と期待されるWBCの初戦は、3月6日のチャイニーズ・タイペイ戦(東京ドーム)。25日後に迫っており、2月27、28日の強化試合(バンテリンドーム)で侍ジャパンに合流することを考えれば、WBCまでの米国でのオープン戦は5、6試合程度と実戦での調整機会は決して多くない。いきなり適応力が求められる。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)