フリーマン辞退で激震 5大会連続の“悪夢”も…侮れないワケ、中軸に座るネイラー兄の真髄|カナダ


マリナーズ地区優勝に貢献、20HR&30盗塁のジョシュ・ネイラー
野球の母国・米国の隣にありながら、常に控えめな存在であり続けてきたカナダ代表。WBCでは過去5大会連続で1次ラウンド敗退という苦い歴史を背負う。さらに今大会では、「カナダの顔」とも言えるフレディ・フリーマン内野手(ドジャース)が出場を辞退した。それでも、チームは精神的支柱の不在を補うだけの、興味深い戦力を揃えている。
フリーマンに代わって一塁を守り、打線の熱源となるのがジョシュ・ネイラー内野手(マリナーズ)だ。ガーディアンズで主軸を担ってきた28歳は、昨季に自身初のオールスター選出。その後に移籍したマリナーズでは勝負強い打撃を発揮し、地区優勝に貢献した。打率.295、20本塁打&30盗塁の好成績を残し、攻撃の中心としてチームを牽引する存在となっている。
投の“看板”として計算できるのが、ジェイムソン・タイヨン投手(カブス)だ。2010年ドラフト全体2位指名を受けた右腕は、故障や精巣がんを乗り越えながらキャリアを重ねてきた。復帰後は安定感を取り戻し、直近2年で23勝を挙げた不屈のピッチャーだ。派手さはないが、試合を作る能力は国際大会でこそ価値が高い。

多彩な野手陣…タイラー・オニールは「MLB界のボディビルダー」
野手陣も実に多彩だ。「MLB界のボディビルダー」ことタイラー・オニール外野手(オリオールズ)は、破壊力抜群の長打に加え、2度のゴールドグラブ賞に輝いた守備で失点を防ぐ。さらに、ジョシュの弟であるボー・ネイラー捕手が「打てる捕手」として扇の要に座る“兄弟共演”も大きな見どころだ。
また、日本のファンにとって最も不気味な存在は、マット・デビッドソン内野手だろう。元広島の助っ人として知られ、その後KBO(韓国プロ野球)で本塁打王争いを繰り広げたパワーには磨きがかかっている。
投手陣では、2019年に新人王投票2位に入ったマイク・ソロカ、安定した先発として起用できるローガン・アレン、2022年に15勝を挙げたカル・クアントリルの3投手らが名を連ねる。コンディション次第では、いずれも試合を支配できる力を持つ。
フリーマンという“太陽”を失ったカナダ。しかし、戦力の厚みだけを見れば、プールAではプエルトリコに次ぐ存在と評価できる。20年近く打破できていない「予選突破」という壁。その挑戦権を、今大会のカナダは確かに手にしている。
カナダ代表メンバー一覧











(Full-Count編集部)








