屈辱から3年…本気度示す“スターだらけ” ジャッジが牽引する「WBC史上最強軍団」|米国

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2023年大会 準優勝2017年大会 優勝
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大谷翔平&ジャッジ…現役MVPが同じ舞台に立つ歴史的大会

 野球の母国・アメリカ合衆国。2017年の第4回大会では悲願の優勝を成し遂げたが、2023年の前回大会では、決勝で侍ジャパンに惜敗して連覇を逃す屈辱を味わった。しかし、2026年大会に向けて、マーク・デローサ監督のもと、雪辱に燃える「銀河系軍団」を再結成。投打ともにスター選手が並び、侍ジャパンが連覇を狙う上で、避けては通れない“世界最強の壁”が再び立ちはだかる。

 今大会で不動の中心に座るのが、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)だ。米国の象徴である“怪物”は、圧倒的なパワーを誇る現役最高の強打者として君臨する。2022年にリーグ新記録の62本塁打を放ち、2025年にはア・リーグMVPを受賞。威圧感は唯一無二。大谷翔平投手とともに日米の現役MVPが同じ舞台に揃う歴史的な大会において、米国の主砲として打線を牽引する。

 昨季は、その2人がワールドシリーズで対戦したことで注目を集めた。ドジャースが3勝1敗とリードして迎えた第5戦では、ヤンキースは5点差をひっくり返される悪夢のような展開で、世界一を逃した。5回にはジャッジが平凡なライナーを落球するまさかのミスで、大量失点の引き金に。2年連続の世界一に輝いた大谷と対照的な結果となり、WBCでのリベンジに燃えているに違いない。

カル・ローリー、カイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー(左から)【写真:荒川祐史、ロイター】
カル・ローリー、カイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー(左から)【写真:荒川祐史、ロイター】

史上最強の捕手ローリー、ハーパー、シュワーバー…超一流が勢揃い

 ジャッジ以外にもスターが並ぶ。カル・ローリー捕手(マリナーズ)は昨季、捕手としてのシーズン最多本塁打(48本)を大きく更新する60発を放ち、ア・リーグ本塁打王と打点王の2冠を獲得。ケン・グリフィー・ジュニア氏の持つ球団最多本塁打(56本)も更新するなど、記録ずくめとなった。守備面でも1000イニング以上を捕逸なしと抜け目なく、史上最強の捕手としてWBCに挑む。

 さらに、忘れてはならない存在がブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)だ。2度のMVP受賞を誇るお祭り男の愛称は「ショーマン」。つまり、大舞台になればなるほど勝負強さを発揮する。昨季56発を放ち、大谷に競り勝ってナ・リーグ本塁打王に輝いたカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)も、圧倒的な長打力で相手投手陣を粉砕する。前回大会の決勝で、ダルビッシュ有投手から放った一発は記憶に新しい。

 しかし、2月になってコービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)が右手有鈎骨を骨折。大会を辞退するという残念な知らせが入った。その一方で、代わりに入ったのがロマン・アンソニー外野手(レッドソックス)だ。メジャー通以外には聞き馴染みのない名前かもしれないが、昨年デビューしたばかりの超逸材。今大会をきっかけにスター街道を突き進むのか、目が離せない。

タリク・スクーバル(左)とポール・スキーンズ【写真:ロイター】
タリク・スクーバル(左)とポール・スキーンズ【写真:ロイター】

スキーンズ&スクーバル…両リーグのサイ・ヤング賞投手が揃い踏み

 投手陣も盤石なのが今大会の米国の恐ろしさ。2006年の第1回大会こそロジャー・クレメンス投手(アストロズ)が参加したが、その後は超大物を招集できない状況が続いた。2017年に準決勝で侍ジャパンを破ったときの先発はタナー・ロアーク投手(ナショナルズ)、前回大会の決勝はメリル・ケリー投手(ダイヤモンドバックス)だったが、決してその年の最高の投手ではない。

 ところが今大会では、両リーグのサイ・ヤング賞に輝いた左右の先発が揃い踏み。ポール・スキーンズ投手(パイレーツ)はメジャー2年目の昨季、32試合に先発して10勝10敗ながら、防御率1.97とWHIP0.95はナ・リーグ1位。タリク・スクーバル投手(タイガース)も防御率とWHIPでア・リーグ1位を記録している。

 そして、リリーフ陣の注目はメイソン・ミラー投手(パドレス)だ。現地時間2月21日の段階で最速101.7マイル(約163.7キロ)をマークしており、170キロに迫ろうとする剛球を初見で打つのは不可能に近い。さらには、昨シーズン限りでの現役引退を表明しており、世界一に続く有終の美を狙うクレイトン・カーショー投手も電撃参戦し、若手からベテランまで隙のない史上最強軍団だ。

 他にもボビー・ウィットJr.内野手(ロイヤルズ)ら、今をときめくスターがズラリ。投打のバランスにおいて、大会史上最強と言っていいだろう。2017年以来の王座奪還を狙う米国は、日本と対戦するとすれば決勝となる。実現すれば、前回に続いてWBCの歴史に残る名勝負が生まれそうだ。侍ジャパンにとって、ジャッジらが居並ぶ米国代表は、過去最強の難敵となるだろう。

米国代表メンバー一覧

19
メイソン・ミラー
27
タリク・スクーバル
30
ポール・スキーンズ
31
マシュー・ボイド
35
クレイ・ホームズ
40
ブラッド・ケラー

フィリーズ
ブラッド・ケラー
41
ジョー・ライアン
52
マイケル・ワカ

ロイヤルズ
マイケル・ワカ
53
デビッド・ベッドナー
55
ゲーブ・スパイアー
59
ギャレット・ウィットロック
62
ローガン・ウェブ

ジャイアンツ
ローガン・ウェブ
16
ウィル・スミス

ドジャース
ウィル・スミス
29
カル・ローリー

マリナーズ
カル・ローリー
24
ブライス・ハーパー
13
ブライス・トゥラング
7
ボビー・ウィットJr.
11
ガナー・ヘンダーソン

オリオールズ
ガナー・ヘンダーソン
5
UT
アーニー・クレメント

ブルージェイズ
アーニー・クレメント
25
バイロン・バクストン
99
アーロン・ジャッジ
ロマン・アンソニー

レッドソックス
ロマン・アンソニー
12
DH
カイル・シュワーバー
辞退
コービン・キャロル

(Full-Count編集部)

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