大谷翔平の“最速目撃男”が打線の中心 本物エース参戦で飛躍の予感…“アズーリ”が秘める可能性|イタリア

イタリア_B国旗
2023年大会 準々決勝敗退2017年大会 1次ラウンド敗退
MLB18人マイナー7人

メジャー通算109勝のアーロン・ノラが電撃参戦

 野球が“国技”ではない。それでも、WBCにおいてイタリア代表は、常に「一筋縄ではいかない存在」だ。派手なスター軍団ではないが、確かな投手力と計算された打線で、これまでも強豪を幾度となく苦しめてきた。今大会、そのイタリアが切り札として用意するのが、世界トップクラスのエースである。

 フィリーズの絶対的エースであり、メジャー通算109勝のアーロン・ノラ投手が電撃参戦した。2018年には自己最多17勝、リーグ1位のWAR9.7を記録し、サイ・ヤング賞投票3位に入った実力派右腕だ。昨季は一発に泣く場面もあり、7年1億7200万ドル(約269億円)の大型延長契約1年目は期待通りとは言えなかった。それでも、伸びのある速球と高回転のカーブは健在で、その総合力は大会全体を見渡しても屈指の存在と言っていい。

 打線の中心を担うのが、2023年大会に続いて代表入りしたビニー・パスカンティーノ内野手(ロイヤルズ)だ。2024年は19本塁打、昨季は32本塁打、113打点とキャリアハイの成績を残し、主砲としての地位を確立した。

 話題を呼んだのが、ドジャース・大谷翔平投手との対戦だ。昨年6月28日(日本時間29日)、投手復帰直後の大谷と相対し、大谷にとって自己最速となる101.7マイル(約163.6キロ)の速球を投げ込まれた。実は2023年大会でも102マイル(約164.1キロ)を計測しており、図らずも“最速を引き出す打者”として注目を集めた。

ポテンシャルは計り知れない“ジャックタニ”

 同じロイヤルズからは、“ジャックタニ”の愛称で知られるジャック・カグリオーン外野手も名を連ねる。フロリダ大で投打二刀流として活躍し、2024年ドラフト全体6位でプロ入り。昨季はメジャーデビューを果たし、7本塁打を放つ一方で厳しい洗礼も受けたが、そのポテンシャルは計り知れない。また、派手さはないものの、マーリンズ時代に41盗塁でタイトルを獲得したジョン・バーティ内野手(カブス)は、機動力で流れを変えられる存在だ。

 投手陣ではノラに次ぐ存在として、元二刀流のマイケル・ローレンゼン投手(ロッキーズ)が控える。2023年にはノーヒットノーランを達成するなど、ハマった時の爆発力は折り紙付きだ。リリーフ陣には、鋭いフリスビースライダーを武器とするアダム・オッタビーノ(メッツ)、ダン・アルタビラ(ホワイトソックス)両投手ら、経験豊富なベテランが揃う。

“アズーリ”の愛称で知られるイタリア代表。サッカー界では堅守を武器に世界の頂点に立ってきた歴史を持つ。その哲学は、今回の野球代表にも通じるものがある。強固な守備と投手力を土台に、試合を静かに支配する――。プールBで注目のチームの一つであることに間違いはない。

12
サム・アルデゲリ

エンゼルス
サム・アルデゲリ
19
カイル・ニコラス

パイレーツ
21
アレッサンドロ・エルコラーニ

パイレーツ(3A)
22
ディラン・デルシア

ガーディアンズ(3A)
24
マイケル・ローレンゼン
27
アーロン・ノラ

フィリーズ
アーロン・ノラ
37
アレク・ジェイコブ

パドレス
アレク・ジェイコブ
44
ゴードン・グラセフォ

カージナルス
ゴードン・グラセフォ
52
マット・フェスタ

ガーディアンズ
マット・フェスタ
53
ダン・アルタビラ

ツインズ(3A)
57
グレッグ・ワイサート

レッドソックス
グレッグ・ワイサート
75
ジョー・ラソーサ

パイレーツ(3A)
80
ガブリエレ・クアトリーニ

マチェラータ(イタリア)
97
ロン・マリナッチョ
3
カイル・ティール

ホワイトソックス
カイル・ティール
36
アルベルト・ミネオ

パルマ(イタリア)
9
ビニー・パスカンティーノ
6
トーマス・サジェス

カージナルス
トーマス・サジェス
11
アンドリュー・フィッシャー

ブリュワーズ(A+)
1
ジョン・バーティ

ジョン・バーティ
4
ザック・デゼンゾ

アストロズ
ザック・デゼンゾ
10
サム・アントナッチ

ホワイトソックス(2A)
35
ジャコニーノ・ラサラシナ

パルマ(イタリア)
2
UT
マイルズ・マストロボニ

マリナーズ
マイルズ・マストロボニ
5
ジェイコブ・マーシー

マーリンズ
ジェイコブ・マーシー
7
ニック・モラビト

メッツ
ニック・モラビト
8
ドミニク・キャンゾーン

マリナーズ
ドミニク・キャンゾーン
14
ジャック・カグリオーン
16
ダンテ・ノリ

フィリーズ(2A)

(Full-Count編集部)

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