“野球不毛の地”に現れたスーパースター 悔やまれるチャップマン辞退も…2大会連続のドラマ起こせるか|イギリス

英国_B国旗
2023年大会 1次ラウンド敗退2017年大会 本大会出場なし
MLB5人マイナー15人

2023年はコロンビアに勝利…2大会連続参戦のフォードに期待

「イギリスに野球などあるのか?」――。そんな皮肉は、もはや過去のものだ。2023年大会でWBC初出場を果たし、コロンビアを破って歴史的な初勝利を挙げたグレートブリテン代表。さらなる飛躍に向け、待ち望んだスーパースターが参戦する。ジャズ・チザムJr.内野手(ヤンキース)だ。

 バハマ出身でイギリス代表資格を持つチザムJr.は前回大会も招集されていたが、故障もあって辞退。しかし今回、満を持して代表のユニホームに袖を通す。パワフルなスイングに誰もが予測できないプレー。時に波紋を呼ぶ発言や行動もあるが、2024年は24本塁打&40盗塁、2025年も31発&31盗塁と実力は申し分ない。

 そのチザムJr.を支えるのが、ハリー・フォード捕手(ナショナルズ)だ。20歳で臨んだ2023年大会ではまだ1A+までしか経験がなかったが、トップ・プロスペクトたる真価を全面に発揮。4試合で打率.308、2本塁打、二塁打1本、4打点、OPS1.246を記録し、捕手として投手陣をまとめあげた。まさに代表チームの心臓部と言える存在だ。

心もとない選手層…番狂せを起こせるか

 もっとも、投打の層は、心もとないのも事実だ。投手陣では、平均97.5マイル(約157キロ)の速球を誇る身長201センチのマイケル・ピーターセン投手(マーリンズ)が目を引くが、計算できる戦力は限られる。野手では、父がNBA元ドラフト1位、兄が「スプラッシュ・ブラザーズ」のクレイ・トンプソンというバスケットボール一家に育ちながら、野球の道を選んだトレイス・トンプソン外野手がアクセントとなる。2022年にドジャースで13本塁打、OPS.901を記録し、前回大会でも本塁打を放った33歳は、チザムJr.、フォードを支える役割を期待される。

 惜しむらくは、参加の可能性が報じられていた“世界最速左腕”アロルディス・チャップマン投手(レッドソックス)の出場辞退だ。もしリードした展開で彼につなぐことができれば、勝利の形は大きく広がっていただろう。

 下馬評は決して高くはない。しかし、ジャズ・チザムJr.という規格外の主役を擁するグレートブリテンは、静かに番狂わせの機会をうかがっている。

2
MG
ブラッドリー・マルセリーノ

Dバックス
8
ナジャー・ビクター

エンゼルス(A)
17
ゲイリー・ギル・ヒル

レイズ(A+)
19
ブレンダン・ベック

ヤンキース(3A)
ブレンダン・ベック
21
タイラー・ビザ

22
マイケル・ピーターセン

マーリンズ
マイケル・ピーターセン
23
ニック・ウェルズ

27
ジャック・セッピングス

ブルワーズ(A+)
34
オーウェン・ワイルド

レイズ(2A)
35
ライアン・ロング

オリオールズ(3A)
41
ドノバン・ベノワ

43
トリスタン・ベック

ジャイアンツ
トリスタン・ベック
45
マイルズ・ラングホーン

ブルワーズ(A+)
46
チャベス・フェルナンダー

49
バンス・ウォーリー

53
アントニオ・ノールズ

ドジャース(3A)
アントニオ・ノールズ
62
ジャック・アンダーソン

レッドソックス(3A)
96
グラハム・スプレーカー

1
ハリー・フォード

ナショナルズ
ハリー・フォード
30
ウィリス・クレスウェル

ブルージェイズ(A)
7
BJ・マレー

カブス(3A)
3
ジャズ・チザムJr.

ヤンキース
ジャズ・チザムJr.
15
アイバン・ジョンソン

レッズ(3A)
アイバン・ジョンソン
18
ネイサン・イートン

レッドソックス
ネイサン・イートン
5
ニック・ウォード

6
イアン・ルイスJr.

マーリンズ(3A)
イアン・ルイスJr.
9
ルシアス・フォックス

59
クリスチャン・ロビンソン

Dバックス(3A)
クリスチャン・ロビンソン
29
マット・コペルニアック

カージナルス(3A)
マット・コペルニアック
13
ジャスティン・ワイリー

(Full-Count編集部)

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