“南半球の雄”に眠る怪物 「全米1位」が日本襲来…再現する「コリア・ショック」|オーストラリア

オーストラリア_C国旗
2023年大会 準々決勝敗退2017年大会 1次ラウンド敗退
MLB1人マイナー4人

走好守すべてで規格外…ガーディアンズ傘下所属のバザーナ

 オセアニアの野球大国・オーストラリア。2023年の前回大会では、1次ラウンドで韓国を破る大金星を挙げ、史上初となるベスト8進出を果たして世界を驚かせた。準々決勝でこそキューバに惜敗したが、粘り強い野球で日本の野球ファンから惜しみない拍手が送られた。今大会、再び東京ドームに乗り込む彼らには、前回以上の爆発力を秘めた“史上最高の逸材”が新たに打線へ加わる。

 今大会で最大の注目を集めるのが、ガーディアンズ傘下のトラビス・バザーナ内野手だ。オーストラリア人として、そして米大学出身の二塁手として史上初となるMLBドラフト「全体1位」指名を受けた超新星だ。2024年に名門オレゴン州立大で打率.407、28本塁打、OPS1.479という驚異的な数字を記録。走攻守すべてにおいて規格外のポテンシャルを誇り、ドラフトで最高の評価を受けた。

 特筆すべきは、その圧倒的なスイングスピードと対応力だ。まだメジャーデビュー前とはいえ、評価はすでに超一流の域。日本の精密なコントロールを誇る投手陣にとっても、初対戦となるこの若き怪物は、ひと振りで試合の流れを決定づけかねない極めて危険な存在だ。今シーズン中のメジャー昇格も視野に入れる至宝のバットは、侍ジャパンの1次ラウンド最大の障壁となるだろう。

率いるのは中日で活躍した「ディンゴ」ことニルソン監督

 ただ、打線全体を見れば、バザーナだけに依存しているわけではない。メジャー経験を持つカーティス・ミード内野手(レイズ)、アーロン・ホワイトフィールド外野手(メルボルン・エイシズ)らが脇を固める。投手陣では、韓国プロ野球でも活躍したワーウィック・サーポルドが精神的支柱として君臨。指揮を執るのは、中日でも活躍した「ディンゴ」ことデビッド・ニルソン監督だ。

 侍ジャパン、韓国、チェコ、チャイニーズ・タイペイと同じプールCに入ったオーストラリア。今回も府中で事前合宿を行い、大会へ臨む。下馬評は高くないが、前回大会で見せた「コリア・ショック」の再現を誰もが警戒している。バザーナという全米が認めた才能が、オーストラリアの粘り強さと融合したとき――東京ドームで再び、「南半球の旋風」が巻き起こる可能性は十分にある。

オーストラリア代表メンバー一覧

8
アレックス・ウェルズ

シドニー(豪州)
19
ラクラン・ウェルズ

LG(韓国)
21
トッド・バン・ステーンセル

アデレード(豪州)
トッド・バン・ステーンセル
22
ミッチ・ニューンボーン
26
カイ・ハンプトン

アデレード(豪州)
30
ワーウィック・ソーポルド
37
ジャック・オラフリン

アデレード(豪州)
ジャック・オラフリン
38
コーエン・ウィン

シドニー(豪州)
コーエン・ウィン
39
コナー・マクドナルド

ブリスベン(豪州)
40
サム・ホランド

ブリスベン(豪州)
サム・ホランド
44
ジョシュ・ヘンドリクソン

アデレード(豪州)
46
キーレン・ホール

パース(豪州)
54
ブレイク・タウンゼント

レンジャーズ(2A)
55
ジョン・ケネディ

ブリスベン(豪州)
ジョン・ケネディ
65
クーパー・モーガン

アデレード(豪州)
1
ミッチ・エドワーズ

アデレード(豪州)
9
ロビー・パーキンス

ブリスベン(豪州)
10
アレックス・ホール

パース(豪州)
アレックス・ホール
52
リクソン・ウィングローブ

ブリスベン(豪州)
64
トラビス・バザーナ

ガーディアンズ(2A)
トラビス・バザーナ
28
ジョージ・カリル

ブリスベン(豪州)
43
ジャリッド・デール
4
ローガン・ウェイド

ブリスベン(豪州)
16
カーティス・ミード

ホワイトソックス
カーティス・ミード
6
UT
ロビー・グレンディニング

アデレード(豪州)
ロビー・グレンディニング
36
UT
マックス・ダリントン

アスレチックス(A)
25
ウルリッヒ・ボヤルスキ

メルボルン(豪州)
2
アーロン・ホワイトフィールド
23
ティム・ケネリー

パース(豪州)
ティム・ケネリー
34
クリス・バーク

メルボルン(豪州)

(Full-Count編集部)

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