“WBC3強”に匹敵する中南米パワー 天才アクーニャ以外も主役級…侍Jと対戦の可能性|ベネズエラ


ペレス&コントレラスの最強捕手体制…投手陣も盤石か
侍ジャパン、米国代表、ドミニカ共和国代表のWBCにおける3強に、限りなく匹敵する戦力を有しているのがベネズエラ代表だ。2023年大会では米国代表を最後まで追い詰めながら、試合終盤に逆転のグランドスラムを浴びて涙をのんだ。結果以上に、その破壊力が世界に強烈な印象を残した。
その心臓と言えるのが、2023年MVPのロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)だ。球界No.1有望株と評された天才は2018年にデビューして新人王を受賞、翌2019年には41本塁打&37盗塁を記録した。度重なる故障がありながら、2023年にMLB史上初の「40本塁打・70盗塁」を達成。スピードとパワーに加え、型にはまらないプレースタイルもまた、唯一無二の魅力だ。
アクーニャJr.の後を固める打線は、もはや「切れ目」という概念が存在しない。2022年から3年連続で首位打者に輝いたルイス・アラエス内野手(ジャイアンツ)はアンカー役にぴったり。2019年にナ・リーグ三塁手歴代最多の49発を放ったエウヘニオ・スアレス内野手(レッズ)はパワーをもたらす。
特に捕手陣の層は圧倒的だ。扇の要を担うのは、2021年に48本塁打を放ったサルバドール・ペレス捕手(ロイヤルズ)。ゴールドグラブ5回と卓越した強肩の持ち主で、先の塁を奪わせない。さらに、ウィリアム・コントレラス捕手(ブルワーズ)も強打強肩を誇り、兄のウィルソンもかつては大型捕手として活躍した。また、超新星のジャクソン・チュリオ外野手(ブルワーズ)もパワーとスピードをもたらす。

元3冠王のカブレラ、元巨人のパーラがコーチに
打線が注目されがちだが、投手陣も粒ぞろいだ。2年連続で12勝のレンジャー・スアレス(レッドソックス)が先発陣を引っ張り、同じく左腕のエドゥアルド・ロドリゲス(ダイヤモンドバックス)、通算4度の2桁勝利を誇るヘルマン・マルケス(ロッキーズ)もいる。パブロ・ロペス(ツインズ)がトミー・ジョン手術を受けて離脱することになったのは悔やまれるが、オリックスで活躍するアンドレス・マチャド投手、剛腕ホセ・アルバラード投手(フィリーズFA)と繋ぐブルペンは十分に計算できる。
首脳陣にも注目だ。殿堂入りが確実視される英雄ミゲル・カブレラが打撃コーチ、元巨人のヘラルド・パーラが一塁コーチとしてベンチを支える。経験と情熱を兼ね備えた布陣だ。
プールDにはドミニカ共和国という優勝候補が控え、準々決勝ではプールCの侍ジャパンと対戦する可能性もある。優勝までは茨の道。それでも、アクーニャJr.を軸に据えたこのチームには、夢の世界一を現実に変えるだけの力がある。
ベネズエラ代表メンバー一覧



(Full-Count編集部)















