“2強”の風穴を明ける欧州最強…親子鷹で狙う「台風の目」 超強力打線に加わる全米ドラ2|オランダ

  • 海外
  • 2026.02.22
  • 2026.02.23
オランダ_D国旗
2023年大会 1次ラウンド敗退2017年大会 ベスト4(4位)
MLB6人マイナー9人

元楽天、アンドリュー・ジョーンズ監督&全米2位指名の息子のコンビが話題

 WBCにおいて、欧州勢で最も成功を収めている国はどこか――。その答えは、常にオランダだ。カリブ海諸島のキュラソーやアルバにルーツを持つ身体能力抜群の野手陣と、本国出身の制球力豊かな投手陣が融合した「キングダム(王国)」は、今大会も上位進出を虎視眈々と狙う。

 この軍団を率いるのは、今や殿堂入りレジェンドとなったアンドリュー・ジョーンズ監督だ。全盛期は歴代最高級のセンターとして称えられた強打の外野手は、晩年となった2013年に楽天でプレー。球団初の日本一に貢献した。日本の野球を知り、勝負の機微を心得た指揮官の存在は、チームにとって最大の精神的支柱だ。

 2013、2017年と2大会連続でベスト4入りしたオランダの強みは、今大会も打線の破壊力にある。二塁には、ブレーブスの主軸を務めるオールスター選出3回のオジー・アルビーズ内野手、コンビを組む遊撃はシルバースラッガー賞5回のザンダー・ボガーツ内野手(パドレス)が務めるのか。近年は守備面での下降が気になるが、ヤンキースでも活躍したディーディー・グレゴリアス内野手が守ることも可能。また、ハッスルプレーが持ち味のジュリクソン・プロファー外野手も打線に厚みを加える。

 そして今大会、世界中のスカウトが注目しているのがドリュー・ジョーンズ外野手だ。アンドリュー監督の息子であり、全米ドラフト全体2位指名を受けた超有望株。父譲りの守備範囲と身体能力が持ち味の22歳が、ベテラン揃いのチームに新たな風を吹き込む。

ジャンセンは2009年大会の正捕手→MLB476セーブを積み上げた

 投手陣はオランダ本国出身選手が多い中、最速101マイル(約163キロ)を誇る若手右腕アントワン・ケリー投手が目立つ。何より心強いのは、現役最多476セーブを誇るケンリー・ジャンセン投手(タイガース)の参戦だ。2009年大会は正捕手としてプレーし、圧倒的な強肩がMLBスカウトに見出されて投手に転向。輝かしいキャリアを築いた。今大会でも新たな才能が発掘されるかもしれない。

 プールDはドミニカ共和国とベネズエラが「2強」との下馬評だが、オランダは過去何度もその劣勢を跳ね返してきた。実績、血筋、そして物語――すべてを兼ね備えた“オレンジ軍団”が、マイアミの地で再び台風の目となる。

オランダ代表メンバー一覧

25
MG
アンドリュー・ジョーンズ

ブレーブス(コーチ)
アンドリュー・ジョーンズ
16
投
ラース・ハイジェ

–
17
投
アレイ・フランセン

–
20
投
ディラン・ウィルソン

マリナーズ(RK)
29
投
エリック・メンデス

–
30
投
ジャムドリック・コルネリア

メッツ(DSL)
32
投
ジェイデン・エスタニスタ

フィリーズ(3A)
33
投
ケビン・ケリー

–
34
投
ジェイトイン・ケリー

Dバックス(A)
35
投
ショーンドリック・オドゥベル

ドジャース(A)
39
投
シャイロン・マルティス

–
シャイロン・マルティス
45
投
JC・スルバラン

–
JC・スルバラン
46
投
ジャスティン・モラレス

–
52
投
リジェテリ・メリテ

レッズ(RK)
58
投
アントワン・ケリー

パイレーツ
74
投
ケンリー・ジャンセン
99
投
ウェンデル・フロラヌス

–
ウェンデル・フロラヌス
0
投
デレク・ウエスト

–
12
捕
ヘンドリック・クレメンティナ

–
14
捕
チャドウィック・トロンプ

ブレーブス(3A)
1
二
オジー・アルビーズ

ブレーブス
オジー・アルビーズ
13
三
ジュレミ・プロファー

–
ジュレミ・プロファー
2
遊
ザンダー・ボガーツ
15
遊
シャーロン・スコープ

–
3
UT
セダン・ラファエラ

レッドソックス
11
UT
レイ=パトリック・ディダー

–
22
UT
デラノ・セラッサ

–
10
左
ジュリクソン・プロファー
4
外
ドリュー・ジョーンズ
5
外
デイソン・クルーズ

ジャイアンツ(3A)
デイソン・クルーズ

(Full-Count編集部)

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