“史上最大のシンデレラ”から9年…進化を遂げた奇跡のチーム 元気印ベイダーが牽引|イスラエル


オースマス監督はエンゼルスでも指揮を経験…大谷翔平と“共闘”
かつて「WBC史上最大のシンデレラ」と呼ばれた国がある。イスラエル代表だ。2017年大会では韓国、台湾チャイニーズ・タイペイ、オランダという強豪が揃った「死の組」を全勝通過。第2次ラウンドでもキューバを撃破し、その快進撃は記憶に新しい。あれから9年。今大会のイスラエルは、もはや「奇跡のチーム」ではない。
チームを束ねるのは、監督のブラッド・オースマス監督。現役時代はメジャーで長年捕手として活躍し、2014年には監督1年目でタイガースで地区優勝を飾った。2019年はエンゼルスで指揮を執り、大谷翔平投手とともに戦った経験もある。2023年大会ではイスラエル代表のベンチコーチを務め、チームの戦術構築や選手起用に深く関わってきた。そのオースマス監督が、攻守両面で中心に据える存在が、ハリソン・ベイダー外野手(ジャイアンツ)だ。
2021年にゴールドグラブ賞を受賞したベイダーは、メジャー屈指の守備力を誇るセンターフィールダーだ。特筆すべきは、その圧倒的な守備範囲にある。中堅の深い位置から放たれるレーザービーム、そして安打をアウトに変えるダイビングキャッチは、国際大会でも確実に武器となる。またパンチ力も備え、計5シーズンで2桁本塁打以上を記録。昨季はトレードでフィリーズに途中加入し、50試合で打率.304、OPS.824と活躍し、地区優勝に貢献した。

ホーウィッツは前回大会後にMLBで2年連続2桁本塁打
ベイダーとともに中軸として期待されるのが、スペンサー・ホーウィッツ内野手(パイレーツ)。2023年大会にも出場した28歳は、その後にメジャーデビューを果たし、2024年から2年連続で2桁本塁打を記録。OPSも.800前後と主力級の成績を残している。彼ら2人を軸に、マット・マービス内野手(マーリンズ)や若き大砲候補のジェイク・ゲロフ内野手(ドジャース傘下1A)が脇を固め、打線に厚みを与える。
投手陣の柱は、オリオールズの先発右腕ディーン・クレーマー。2023年に13勝、昨季も11勝を挙げたワークホースだ。また、ヤンキースのリリーフとして長く活躍したトミー・ケインリー投手も注目だ。彼らを経験豊富なギャレット・スタッブス捕手(フィリーズ)が巧みにリードする。
オースマス監督の他にも、実は日本に“縁”のある人物がいる。ベンチコーチのケビン・ユーキリスだ。レッドソックス時代に3度のオールスター選出を誇り、“大物助っ人”として注目されて2014年から楽天でプレー。しかし故障もあって全盛期とはほど遠い成績に終わったが、相対する時には大きな話題を呼ぶはずだ。
イスラエル代表メンバー一覧



(Full-Count編集部)




