「とにかく凄い瞬間だった」 絶体絶命の米国…“記憶も失う”衝撃グランドスラム|WBCプレイバック

2017年大会王者の米国、準々決勝ベネズエラ戦で終盤まで劣勢
3月5日に開幕する「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。野球日本代表「侍ジャパン」の連覇はもちろん、世界のスターたちのスーパープレーや、代表チームの誇りをかけた戦いにも注目が集まります。
3年前の前回大会でも、いまだ記憶に新しい名シーンや珍場面が生まれました。Full-Countでは、今大会の“熱狂”の準備として、2023年の忘れられない場面をプレイバックします。
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窮地に追い込まれた王者の意地が、一振りに宿った。2023年3月18日(日本時間19日)、米フロリダ州マイアミで行われた準々決勝。ベネズエラに2点リードを許した米国は8回、起死回生のグランドスラムで試合をひっくり返した。
無死満塁のチャンスでトレイ・ターナー内野手が放った大飛球は、大熱狂の左翼スタンドに吸い込まれた。2017年大会の王者・米国を救う一発に、ナインはベンチを飛び出して歓喜した。
TREA TURNER GRAND SLAM!!!
ARE YOU KIDDING ME?!?!
????: WBC on FOX pic.twitter.com/G4l6nwsH9Y
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) March 19, 2023
終了直後にグラウンドで行われたインタビューで、ターナーは「衝撃が走った。楽しかったし、自分がどうベースを回ったのか覚えていない。聞いての通り、声が枯れている。とても大きな、信じられないホームランだった」と興奮冷めやらぬ様子。「おそらく、ナンバーワンのホームランだ。これほど価値のあるホームランを打ったことがない。どうしても勝ちたかった。目標に近づくホームランだった」と噛み締めた。
9-7での逆転勝利に、マーク・デローサ監督は「きょうの試合は私がこれまで関わった中で屈指の試合だった」と強調。「ターナーが本塁打を打ったとき、選手35人とコーチたちの意識が一瞬飛んだ。とにかく凄い瞬間だった」と振り返った。
勢いそのままに、米国は準決勝でキューバに大勝。しかし決勝で侍ジャパンに敗れ、連覇を逃した。覇権奪還が求められる今大会は、史上最強軍団で臨む。
(Full-Count編集部)