日本球界に不満「矛盾がある」 1400万円が“ネック”でWBC呼べず…ベネズエラ監督の指摘

ベネズエラの監督が地元メディアに語った
3月に開幕する第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するベネズエラ代表(プールD)のオマー・ロペス監督が、日本でプレーする母国の選手をロースターから除外せざるを得なかった理由を明かした。中南米メディア「One Baseball Network」が2月18日(日本時間19日)に公式X(旧ツイッター)が指揮官の「残念ながら日本には矛盾があると言わざるを得ない」と苦言を呈する様子を公開した。
同メディアでロペス監督はNPB所属選手の招集が見送られた背景について言及。「彼らが日本でプレーしていることで、私たち(のロースター形成)に大きな影響があった」と語り、母国のベネズエラ・ウインターリーグ(LVBP)と比較しながら現状を嘆いた。
指揮官は「LVBPでは保険なしでも投げられるが、WBCに関して言えばNPBは保険を必要とする。理解できるけど、(共にオフシーズンに行う野球なので)同時に理解できない」と首を傾げた。負傷した場合、LVBPは日本のシーズン開幕まで回復に充てる時間が長く取れるが、WBCはシーズン開幕まで短期間しかないことが理由だという。
さらに、不祥事に選手が負うリスクについても説明。「もし彼らがWBCでプレーをするのであれば、その選手がリスクを負うことになる。もし怪我をしたら、その選手が日本で結んだ契約は自動的に無効となる」と指摘した。
最大のネックとなったのは高額な保険金だった。「日本の場合、1人につき保険が6万(約930万円)から9万ドル(約1400万円)かかる。それが我々に大きな影響を与えた」と説明。「なぜなら、アンダーソン・エスピノーザ投手(オリックス)を主軸の1人と考えていたからだ」と具体的な名前を挙げて苦悩を明かした。
オリックスからはアンドレス・マチャド投手が代表入りしているものの、高額な保険金により選出を見送った選手は少なくないようだ。「こういうケースが何人もあった。連盟は(保険を)支払うだけの資金がなかったから、除外せざるを得なかった」と、苦しい“台所事情”を明かしていた。WBCでベネズエラはドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、ニカラグアと同組のプールDに入っている。
(Full-Count編集部)