「必ず勝って優勝したい」―「4番・根尾」が誓ったアジア制覇「もっともっと」
打撃向上にさらなる意欲「中軸を打たせてもらっているだけに」
高校野球日本代表の侍ジャパンU-18代表は、9月3日から宮崎で行われる「第12回 BFA U18アジア選手権」に向けて、29日に東京都内のグラウンドで合宿5日目に臨み、明治大学との練習試合に4-4で引き分けた。この日は4番に座り、俊足を生かした一塁内野安打で出塁後、2点目のホームを踏んだ根尾昂内野手(大阪桐蔭)は木製バットの対応について「まだまだ」と満足することはなかった。
甲子園では金属バットが使われるが、大阪桐蔭では打撃練習で木製バットを使用する。だが、高校生より球速の速い大学生を相手に、さらに打撃練習ではなく試合という状況になると、なかなかイメージ通りの結果はついてこない。「バットには当たるんですけど、まだまだ長打は少ないですし、中軸を打たせてもらっているだけに、もっともっと打っていかないといけないと思う」と、自身に対する物足りなさを口にした。
東京での合宿を終え、いよいよ決戦の地・宮崎に足を踏み入れる。「壮行試合までやってもらったからには、アジアで勝ちたい。台湾や韓国はアジアの中心というか、常に上位にいるチームなので、そこに勝たないと優勝はない。必ず勝って優勝したい」と送り出してくれた全ての人の思いに報いるためにも、頂点に立つ決意を新たにした。
(Full-Count編集部)