豪州代表を支える“府中愛” 知らない街で探索…日本食にベタ惚れ「やはり最高だ」

豪州代表のデーブ・ニルソン監督【写真:加治屋友輝】
豪州代表のデーブ・ニルソン監督【写真:加治屋友輝】

豪州代表は東京・府中市でキャンプ、ニルソン監督らが会見で“府中愛”を語った

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が5日、東京ドームで開幕した。チャイニーズ・タイペイとの開幕戦に臨んだオーストラリア代表は2月中に東京・府中市で事前キャンプを行っていた。東京ドームで行われた公式会見ではデーブ・ニルソン監督、主力のアーロン・ホワイト外野手が府中への愛を語った。

 オーストラリア代表は2023年大会に続いて府中市内でキャンプを行うだけでなく、野球体験イベントなどを実施。練習試合、WBC本戦に府中市民を招待するなど地元の人たちと交流してきた。かつて中日で「ディンゴ」の登録名でプレーしたニルソン監督は、4日の前日会見でまず語ったのが、府中への思いだった。

「府中市とは長い年月をかけて築き上げられてきたものだ。私たちは府中の皆さんと素晴らしい関係にある。地元の人たちはオーストラリアのチームが街に来ることを本当に楽しんでくれているし、選手たちも毎回、府中に行くことを心待ちにしている」

「地元の学校を訪問したり、野球クリニックを行ったりすることも楽しみの一つです。ですから、府中市は『第2の故郷』なのです。自分たちを支えてくれる人たちがいることは、とても心強い気分にさせてくれます」

 野球だけではなく、府中での日常生活も楽しんでいるようだ。前回大会もオーストラリア代表の主力だったホワイトは、日本食にすっかり惚れ込んでいる。

「食事は最高ですね。ここ数年、何度も日本に来ていますが、今年もやはり最高でした。私たちはよく地元の皆さんに『どこに食べに行くのがオススメですか?』と尋ねたり、自分たちで街を探索したりしました。時にはGoogleマップを使わずに歩き回ることもありましたが、それがまた楽しかった。グレーのチームパーカーを着たオーストラリア人の集団が、小雨の中、府中の街をあちこち歩き回っている光景は、なかなか面白かったと思います」

「そんな小さなことも含めて、府中の皆さんはいつも本当に温かく迎えてくれます。私たちは日本のレストランへ行くのも、ただ街を歩いて世界観に浸るのも大好きなんです」

 前回大会では初戦で韓国を破り、3勝を挙げて初の1次ラウンドを突破した。2024年MLBドラフトでガーディアンズから全体1位指名を受けたトラビス・バザーナ内野手らスター候補もいる。ホワイトはこう意気込みを語る。

「日本ファンの皆さんが作り出す球場の雰囲気も、本当に素晴らしいと感じます。前回のWBCもそうでしたが、こうして日本の皆さんと繋がることができ、このスポーツがいかに愛されているかを感じられるのは、非常に特別なことです。日本でプレーできることを、いつも心から楽しんでいます」

 野球日本代表「侍ジャパン」とは8日に対戦する。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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