侍J戦前日に死球交代…台湾主将が見せた“気遣い” ファン大ブーイングも「試合の一部」

  • 海外
  • 2026.03.05
  • 2026.03.06
死球を受けて途中交代した台湾代表のチェン・ジェシェン【写真:加治屋友輝】
死球を受けて途中交代した台湾代表のチェン・ジェシェン【写真:加治屋友輝】

オーストラリア戦の6回に左手付近へ死球を受け負傷交代

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次リーグC組が5日に東京ドームで開幕し、台湾代表の陳傑憲外野手がオーストラリア戦で死球を受け負傷交代した。場内は一時騒然となったが、試合後に本人が自身のSNSを更新。リアルな心境を綴った。

 アクシデントは6回2死一塁の場面で起きた。打席に立った陳傑憲に対し、豪州の左腕オラフリンの投球が左手付近を直撃した。苦悶の表情を浮かべてその場にしゃがみ込むと、トレーナーとともにベンチへ下がりそのまま交代となった。台湾ファンが集結してほぼ満員となっていたスタンドからは、特大のブーイングが起きた。

 チームの精神的支柱を襲った悲劇だった。2024年に行われたプレミア12で台湾が優勝を果たした際にも主将を務めていた。当時の日本との決勝戦では本塁打を放つなどの大活躍を見せ、大会MVPにも輝いている。台湾代表は6日に侍ジャパンとの大一番を控える中での負傷交代に、状態が心配されていた。

 懸念の声が広がる中、本人は自身のSNSで「起きてしまったことは冷静に受け止めましょう。これも試合の一部です。グラウンド上の誰もが自国の勝敗のプレッシャーを背負っています。予期せぬ事態は避けられません。私達はお互いを尊重します。ご心配いただきありがとうございます。」と投稿。死球を当てた相手を擁護する器の大きさを見せていた。

(Full-Count編集部)

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