大谷翔平でも5位…WBCを彩った106本のアーチ 最長は137m、飛距離トップ5

歴史的大会を彩った特大アーチの数々
「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」は17日(日本時間18日)にベネズエラ代表の初優勝で幕を閉じた。今年も勝敗にかかわらず、屈指のスラッガーたちによるホームランが大会を彩った。今大会で生まれた106本のうち、最も飛距離が出た本塁打トップ5を紹介していく。(以下、日時は日本時間)
427フィート(約130.2メートル)で5位タイに入ったのは、大谷翔平投手(日本)とカイル・シュワーバー外野手(米国)である。昨季ナ・リーグの本塁打王争いを繰り広げた両者が、今大会でも存在感を示した。
大谷の最長弾は15日のベネズエラ戦。初回、ロナルド・アクーニャJr.外野手の先頭打者本塁打で先制された直後の攻撃で、レンジャー・スアレス投手の4球目を完璧に捉え、右中間スタンドへ運んだ。ベンチを振り返りながらダイヤモンドを回る姿は、球場の雰囲気を一変させた。両チームの先頭打者本塁打はWBC史上初であり、歴史的な一戦となった。
シュワーバーは8日のイギリス戦で、1-1の5回1死三塁から今大会1号を放った。2-1から内角直球を振り抜くと、打球は高く舞い上がりライトスタンド上段へ。滞空時間の長い一発で勝ち越し点をもたらした。この日は1番で出場し2安打2打点を記録。大会通算でも打率.320、OPS.909と打線をけん引した。
ドミニカ共和国は大会最多記録の15本塁打
4位はムン・ボギョン内野手(韓国)が5日のチェコ戦で放った428フィート(約130.5メートル)の満塁弾である。初回1死満塁で甘いスライダーを強振し、東京ドームのバックスクリーン横へ運んだ。今大会初のグランドスラムとなり、この試合は2安打5打点と躍動した。
3位にもムンがランクイン。9日のオーストラリア戦で、無死一塁から右中間最深部へ430フィート(約131.1メートル)の一発を放った。この一打で勢いづいた韓国は7-2で勝利し、失点率で上回って準々決勝進出を決めた。ムンは5試合で11打点を挙げ、大会トップタイの成績を残した。
2位はブライス・ハーパー外野手(米国)。決勝の8回2死一塁、アンドレス・マチャド投手の2球目を捉え、432フィート(約131.7メートル)の同点2ランをバックスクリーンへ運んだ。試合前時点で打率.167と苦しんでいたが、大舞台で意地を見せた一打となった。
そして1位はオニール・クルーズ外野手(ドミニカ共和国)。7日のニカラグア戦で放った450フィート(約137.2メートル)の3ランが大会最長となった。8回1死二、三塁で放った打球は約188キロの速度でライトスタンド上段へ一直線。MLB屈指の打球速度を誇る長打力を証明した。
ドミニカ共和国はチームで15本塁打を記録し、2009年のメキシコを上回る大会最多本塁打を更新。世界の強打者が集結した大会ならではの記録ラッシュとなった。2028年ロサンゼルス五輪など次回以降の国際大会でも、“野球の華”がたくさん見られるか、早くも楽しみにしたい。
(「パ・リーグインサイト」高橋優奈)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)