チェコ監督、4戦全敗も胸を張る「天国のようでした」 日本のハチマキを巻き「ヤキュウ、フォーエバー」

チェコのパベル・ハジム監督【写真:加治屋友輝】
チェコのパベル・ハジム監督【写真:加治屋友輝】

代表ラスト登板のサトリアが5回途中無失点の好投

■日本 9ー0 チェコ(10日・東京ドーム)

 チェコ代表は10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールCの最終戦・野球日本代表「侍ジャパン」戦に敗れた。7回まで0-0の大接戦を演じたが、8回に崩れて大金星を逃した。試合後に会見に臨んだパベル・ハジム監督は、健闘したナインの活躍を称えた。

 チェコ代表の先発は、今回限りでの代表引退を示唆しているオンジェイ・サトリア投手。2023年WBCでは、超遅球を武器に大谷翔平投手から三振を奪うなど話題を呼んだ29歳。この日も最速129キロの直球とチェンジアップ、カーブを武器に凡打の山を築き、4回2/3で67球を投げて6安打無四球3奪三振の好投を見せた。

 代わったミハル・コバラ投手も力投を見せ、7回まで0-0と大接戦を演じた。しかし8回、中継プレーが乱れもあって先制を許すと、周東佑京外野手に3ランを被弾。村上宗隆内野手にも満塁弾を献上一気にリードを許し、試合は一気に決壊した。

 それでも試合後、ハジム監督は「2番手投手に代えた4回途中からがチェコ野球の未来を示すと思う。過去から未来へのターニングポイント」と語った。一方で「二塁はチャレンジすべきだった。二塁がアウトだったら9失点はなかった。1アウトは大きな流れを変えることがある。二塁はチャレンジすべきだったと思います」とミスを悔やんだ。

 やはり忘れられないのは、サトリアの降板後に広がった東京ドームの光景だった。総立ちで拍手を送り、29歳のラスト登板を彩った。「サトリアの素晴らしい投球、東京ドームの雰囲気は天国のようでした」と感慨深い様子。「皆さんご覧になったと思うが、全ての選手の夢。4万人を超えるスタジアムで引退試合をするなんて。多くの日本人にサポートされた。思い出はつきません。ヨーロッパ選手権の銅メダルなど語り尽くせないの思い出があります」と話した。

 会見の最後は、日本と書かれたハチマキを巻き「日本ありがとうございます!」と日本語でメッセージを届けた。89番の背番号を見せ「ヤキュウ、フォーエバー」と語り、会見場を後にした。

【実際の動画】日本のハチマキを巻き「ヤキュウ、フォーエバー」 全敗も、笑顔で終わったチェコ監督の会見

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