引退のサトリアが「独り占め」 米放送局に訪れた16秒間の静寂…東京Dに広がった“感動の光景”

試合終了後、東京ドームを包んだ温かい拍手
■日本 9ー0 チェコ(10日・東京ドーム)
オンジェイ・サトリア投手に、東京ドームのファンからスタンディングオベーションが起きた。チェコは10日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・日本戦に0-9で敗戦。しかし、“ラスト登板”を終えた右腕に送られた惜しみない拍手は米メディアでも注目を集めた。
米放送局「FOXスポーツ」は試合終了後、ファンが総立ちとなり、右腕に大きな拍手を送る様子を取り上げた。実況のスティーブ・ネルソン氏は「東京ドームの観衆が、オンジェイ・サトリアにスタンディングオベーションを贈っています」と球場の様子を伝えた。
解説を務めたホセ・モタ氏も、この光景に感嘆。「電気技師がヒーローになりました。リスペクトされています」とコメント。鳴り止まない拍手に「彼は視線を独り占めしています」と、東京ドームにいる全員の視線がサトリアに集まっていると表現した。
さらにモタ氏は「これは今までの努力、残した結果、そして大きな誇りを持って母国のために戦った者にしか起きないこと。世界中からリスペクトが贈られています」と称賛。実況席には約16秒間の静寂が訪れ、目の前の光景に見とれていた。
サトリアは5回途中まで無失点投球で日本を苦しめた。有終の美を飾った右腕に、WBC公式X(旧ツイッター)も「一生の思い出だ。チームジャパン、そして東京ドームの観衆がサトリアにスタンディングオベーションを贈った」と投稿。母国のために戦い続けた右腕の姿に敬意を示した。