米国1R突破も…監督の“勘違い”騒動に批判の声 火消しは「おかしな話」、米メディアは糾弾

米国代表のマーク・デローサ監督【写真:アフロ】
米国代表のマーク・デローサ監督【写真:アフロ】

カーショーのブルペン待機が示す米国監督の“勘違い”

 米国代表は11日(日本時間12日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールBの2位通過を決めた。イタリア-メキシコ戦の結果次第では1次ラウンド敗退の可能性もあったなかで、無事に準々決勝進出を果たした一方、マーク・デローサ監督の“勘違い”発言が波紋を広げている。監督本人は「言い間違い」と釈明したものの、米メディアからはMLBが該当の動画を削除した対応への批判を指摘する声が上がっている。

 米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は、10日(同11日)の放送で番組司会者のスコット・ブラウン氏とヤンキースなどで活躍したエリック・クラッツ氏がこの話題に言及した。米国がイタリアに敗れた試合後、デローサ監督が進出条件を把握していないような発言をしたことがSNS上で拡散され、物議を醸していた。

 ブラウン氏は、MLBが公式サイトやYouTubeからその映像を削除・非公開にしたことについて「なぜだ? 今は1990年じゃないんだ。ネットに上がったものは消せない。もうネット上に残っているんだから。削除したら、むしろ状況が悪くなるだけ。今度は『削除したこと』自体でバズるんだから」と非難した。

「そのままにしておけばいいんだよ。そのあと本人が出てきて、今回デローサがしたみたいに『言い間違えました』と言って、謝ればいいんだ。まあ、それでもかなりおかしな話ではあるけどね。今は2026年なんだ。1度ネットに出たものは消せない。すでに公開されていたんだから」と続け、火に油を注ぐような“隠蔽対応”に苦言を呈した。

 一方、クラッツ氏は、監督本人が主張した「言い間違い」という釈明に疑問を投げかけた。「これから、もっといろいろなことが明らかになるだろう」と前置きしつつ、「みんなも1度、自分で見直してみるべきだ。彼の態度とか雰囲気を見る限り、本気で『もう突破している』と信じているように見えたんだ。だから自分は、言い間違いだったとは思っていないよ」と、指揮官を批判する言葉を並べた。

 さらに、0-8と大差をつけられていたイタリア戦での不自然な継投にも首を傾げた。「ミラー投手が出てくる前にカーショー投手をブルペンでウオームアップさせていたよね。もしかして、デローサは、この試合に負けたら突破が決まらないことを試合中に知ったのかな?」と推測した。

「もしカーショーが登板していたら、試合を締める可能性も十分にあったよ。でも、カーショーがさらに2点取られる可能性もあったんだ。だから、自分としては、すべての状況がつじつまが合っているように見える。ここまでそろっていたら、やっぱりそう(言い間違いじゃない)なんだよ」と言及。首脳陣全体が状況を把握しきれていなかった可能性まで指摘し、デローサ監督の真意に疑念を抱いていた。

【実際の投稿】「恥ずかしくないんか?」米国代表の進出決定の直後の“様子”

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