侍J、初対戦となる難敵ベネズエラとは? アクーニャJr.以外にもスターだらけ、先発は206億円左腕

ベネズエラ代表ナイン【写真:ロイター】
ベネズエラ代表ナイン【写真:ロイター】

15日に準々決勝…アラエスは大会打率.500&2HR

 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドが11日(日本時間12日)、全日程が終了した。A・B・Dの勝者が決まり、ベスト8が出揃った。野球日本代表「侍ジャパン」はプールD2位のベネズエラと14日(同15日)に準々決勝を戦う。初対戦となる“中南米の雄”はドミニカ共和国や米国に引けを取らないスター軍団だ。

 ベネズエラ代表は6日(同7日)に初戦となるオランダ戦を6-2で勝利。続くイスラエル戦は11-3で完勝した。9日(同10日)のニカラグア戦は4-0と思わぬ苦戦を強いられたが、3連勝でグループリーグを突破。この日にライバルのドミニカ共和国戦を迎えた。

 フアン・ソト外野手(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)、フェルナンド・タティスJr.外野手(パドレス)らの一発攻勢で序盤からリードを許したが、的確な攻撃で徐々に反撃。3-7で迎えた9回は無死満塁と絶好機を作り、相手のミスにも乗じて2点差まで迫った。サヨナラとはならなかったが、その強さの一端をのぞかせた。

 最大の強みは、1番に座る2023年MVPのロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)だ。大谷翔平投手と同じ2018年にメジャーデビューし、ナ・リーグ新人王を獲得。その後は大怪我を何度もしながら不死鳥のごとく復活し、2023年にMLB史上初の「40本塁打・70盗塁」を達成した。アクーニャJr.の先制パンチがあろうものなら、一気にムードは持っていかれかねない。

 アクーニャJr.の後を固める選手もまた超強力だ。2022年から3年連続で首位打者を獲得し、2024年には大谷の3冠王を阻止したルイス・アラエス内野手(ジャイアンツ)が2~3番を務める。イチロー氏も認めた球界屈指の安打製造機で、今大会は打率.500(14打数7安打)、2本塁打9打点、OPS1.743と当たっている。

 パワー面でいえば、2021年に48本塁打のサルバドール・ペレス捕手や、2019年にナ・リーグ三塁手歴代最多の49発、昨季も49本塁打のエウヘニオ・スアレス内野手(レッズ)が別格。そして、ウィルソン&ウィリアムのコントレラス兄弟もパワーは十分だ。捕手の層はWBC全体を見てもNo.1と言っていいだろう。

 2年連続で「20-20」のジャクソン・チュリオ外野手(ブルワーズ)もかなり厄介だ。22歳の誕生日を迎えたばかりの新鋭は、昨年のナ・リーグ優勝決定シリーズでは山本由伸投手(ドジャース)から初球先頭打者アーチの離れ業を成し遂げた。

 ドミニカ共和国戦後の会見で、オマー・ロペス監督はエースのレンジャー・スアレス投手(レッドソックス)が日本戦に先発することを明言。5年1億3000万ドル(約206億円)の契約を結んだばかりの左腕は、2年連続で12勝をマークした好投手だ。日本打線は左打者も多いだけに、右の鈴木誠也外野手(カブス)や岡本和真内野手(ブルージェイズ)が攻略のカギを握るかもしれない。

(Full-Count編集部)

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