今日3月19日のオープン戦の注目 楽天・松井裕樹投手がハマスタ凱旋登板へ
高校3年夏以来となる横浜スタジアムのマウンド
横浜DeNA-楽天(13時・横浜)
西武-広島(13時 西武ドーム)
中日-オリックス(13時 ナゴヤドーム)
ロッテ-阪神(13時 QVCマリン)
ソフトバンク-日本ハム(18時 ヤフオクドーム)
横浜DeNAとのオープン戦に臨む楽天の先発は、開幕ローテーション入りをほぼ確実にしている期待の高卒左腕、松井裕樹投手。桐光学園出身のルーキーにとっては、高校3年夏以来となる横浜スタジアムでの登板だ。
ここまで松井のオープン戦での登板は3試合。2月23日の巨人戦(那覇)で2イニングを投げて無安打無失点と上々のデビューを飾った。2試合目は3月5日、倉敷で行われたロッテ戦。5回を投げて4安打無失点で勝利投手になった。
3度目は13日、京セラドーム大阪で行われたオリックス戦。こちらも5回2安打無失点の好投だった。3試合で2勝0敗。防御率は0・00。高卒新人とは思えぬ奮闘ぶりである。
その松井が高校時代に幾多のドラマを演じてきた横浜スタジアムで凱旋登板することになった。2年の夏に神奈川県大会を制して、甲子園に出場。名前を全国に知らしめた。
そして昨夏は、県大会準々決勝で、打倒・松井に燃える横浜高校2年生スラッガー、浅間大基、高濱祐仁に本塁打され、2-3で敗れた。試合後は号泣し、3年間の高校野球に別れを告げた。忘れられない場所になっている。
かつては松坂大輔投手や涌井秀章投手ら横浜高校の投手もプロ入り後、このマウンドに上がり、懐かしさとともに足元の土を踏みしめていた。松井は一体何を思い出すのか。真夏の激闘の日々を力に変えて、プロの扉をたたいた左腕が、この横浜スタジアムでも好投すれば、シーズン開幕に向けて大きな弾みがつくに違いない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count