「10センチは外れてる」 “疑惑の判定”でまさかの決着…Aロッドも失意「ストライクと呼んでは」

ペルドモはフルカウントから8球目を見送ったが…
■米国 2ー1 ドミニカ共和国(日本時間16日・マイアミ)
ドミニカ共和国代表は15日(日本時間16日)、ローンデポパークで行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で米国代表と対戦し、1-2で惜敗した。事実上の決勝戦と呼ばれた一戦は、9回2死三塁という緊迫した場面で“疑惑の判定”によって幕を閉じた。これに対し、米放送局「FOXスポーツ」のポストゲームショーに出演した解説陣からは怒りの声が噴出した。
両軍合わせて3本のソロによる得点となった。それでも、好守に次ぐ好守が飛び出し、緊迫のゲームは米国の1点リードで9回裏を迎えた。ドミニカ共和国は四球とパスボールで好機を作り、2死三塁には選球眼が売りのヘラルド・ぺルドモ内野手(ダイヤモンドバックス)が立った。冷静に見極め、フルカウントからの8球目だった。
MLB公式の「ベースボール・サバント」による判定ではかなり低めに外れていた1球が無情にもストライクと宣告された。ペルドモはバットを放り投げて怒りを露わにした。試合後に行われた米放送局のポストゲームショーでも、やはり話題の中心は“誤審”に集中した。
MVP3回、通算696本塁打の実績を誇る解説のアレックス・ロドリゲス氏は「低めに4インチ(約10センチ)ほど外れている」と指摘。球審の過去の傾向では、似たコースをストライクコールすることに言及しつつも「だがパピ、これほど大きな試合、これほど重大な局面で、ストライクではない球で決着がついてしまうのは、見ていて非常に辛いものがあるよ」と納得のいかない様子だった。
話を振られた通算541本塁打のデビッド・オルティス氏は、自身の母国であるドミニカ共和国の敗戦に沈痛とした面持ち。そして「言わせてもらうが、もし高めに101マイルや102マイル(約163~164キロ)の球を投げてそれをストライクと呼ぶなら、低めのあんな球までストライクと呼んではいけない。あのような好投手を相手にしている打者に対して、ストライクゾーンを(上下に)広げすぎだ」と指摘した。
通算3465安打のデレク・ジーター氏は「まあ、次回のWBCではABS(自動ボール判定システム)のチャレンジ制度が導入されることは、ほぼ間違いないでしょうね」とし、すでにオープン戦などではメジャーで実施されているストライク/ボール判定へのリクエストが導入される未来を予言した。
(Full-Count編集部)