元燕・坂口智隆氏がJDリーグの新理事に就任 競技人口減少に危機感「憧れる場所に」

「ニトリJDリーグ」の理事に就任する坂口智隆氏【写真:中戸川知世】
「ニトリJDリーグ」の理事に就任する坂口智隆氏【写真:中戸川知世】

引退後からソフトボールの普及活動を行ってきた坂口智隆氏がJDリーグの理事に就任

 オリックス、ヤクルトで活躍し、現在は野球評論家の坂口智隆氏が、ソフトボール女子の国内最高峰リーグ「ニトリJDリーグ」の理事に就任することが、26日分かった。4月2日のリーグ開幕会見で発表される。NPBの元選手がJDリーグの理事に就任するのは、2021年の古田敦也氏以来2人目。坂口氏は「2028年のオリンピックに向け、盛り上げていきたい」と、意気込みを口にした。

 坂口氏は2022年に現役を引退すると、野球評論家の活動と平行し、ソフトボールの普及活動に着手。全国各地に足を運び、プロ、アマを問わず様々なチームと交流し、臨時コーチとして指導も行った。また、実業団の元女子選手らと「TEAM YARU YARA」を結成。自らオーナー兼監督も務め、試合やイベントを開催し野球ファンを巻き込んだPR活動も行った。

 引退後から続けてきた約3年間の活動が実を結び、JDリーグの理事に就任。坂口氏は「これまでの活動でソフトボールの現状は理解しているつもり。ソフトに関わる人が一致団結して盛り上げていかないといけない。自分ができることは全力でやる」と力を込めた。

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が発表する、世界ランキングで日本は現在1位で、JDリーグは“世界最強のソフトボールリーグ”と言われている。2028年のロサンゼルス五輪では野球とともに追加競技になったが、まだまだ現状はマイナースポーツの位置づけだ。

 坂口氏も現状に危機感を抱いている。今年1月、大分で講習会イベントを開催したが、子どもたちの反応は皆無に等しかった。坂口氏は「JDリーグの存在を誰も知らなかった。プロ野球と同じく、子どもたちが憧れる場所にしないといけない。だからこそ、やりがいがある」と話し、競技人口拡大に意欲を示した。

 2年後に迫ったロサンゼルス五輪に向けて、今年は重要な1年となるだけに「野球とは違うスピード感あるプレーを見てほしい。まずは、グラウンドに足を運んでもらえるように全力を尽くします」と坂口氏。5年目を迎えるJDリーグは、4月10日に群馬・宇津木スタジアムなどで開幕する。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY