田中将大獲得も支えたヤンキースのトップスカウトがメジャーリーグサッカーへ転職!?
MLSへ転身を図ったヤンキースのスカウト部長
田中将大投手獲得などに貢献したヤンキースのプロ担当スカウト部長のウィル・クンツ氏がこのほど退団し、米メジャーリーグサッカー(MLS)の人事部長に転職することが明らかになった。ESPNが報じている。
今オフに総額5億ドルとも言われる大補強を展開したヤンキースだが、クンツ氏は手腕を発揮。ブライアン・キャッシュマンGMやビリー・エプラーGM補佐に補強候補選手のレポートを提出し、田中やブライアン・マッキャン捕手らの獲得を進言したとされている。
ウィリアムズ大を卒業したクンツ氏は2003年にインターンシップとしてヤンキースで働くチャンスを得た後、夜間はロースクールに通いながら、球団内で頭角を表した。キャッシュマンGMも「ずば抜けた才能の持ち主」と高く評価していた幹部候補生の1人だったが、クンツ氏は大のサッカー好き。1月に行われた田中の記者会見と同時期にMLS転職に関するメールを受け取り、決断したという。
「野球以外の分野からチャンスが訪れたので、ヤンキースを離れることになった」と話しているクンツ氏。「ヤンキース田中将大」の“生みの親”とも言える敏腕スカウトは今後、MLSにおける新労使協定の締結への準備に入ることになるという。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count