吉田輝星に新兵器! 2種類目のツーシームに手応え「効果があると」

2日、公式練習に参加した侍ジャパンU-18代表・吉田(右)と柿木【写真:福谷佑介】
2日、公式練習に参加した侍ジャパンU-18代表・吉田(右)と柿木【写真:福谷佑介】

ブルペンで約30球の投球練習「状態上がってきている」

 9月3日から宮崎市内で行われる「第12回 BFA U18アジア選手権」に臨む侍ジャパンU-18代表は2日、試合会場となるKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で公式練習を行った。3日は、オープニングラウンド初戦で香港と戦う若き侍たちは、投内連携やシートノック、フリー打撃を行い、投手陣は続々とブルペンで投球練習を行った。

 8月31日の宮崎県高校選抜との壮行試合で侍ジャパン初登板を果たした吉田輝星(金足農)もブルペン入り。約30球ほどのボールを投げ込んだといい「練習試合と同じように、状態は上がってきていると思います。変化球を投げていなかったのでその確認と、試合勘を忘れているところがあると思うのでセットに入ってからのセットの間を変えたりして投げました」と語った。

 注目を集める吉田だが、今大会に向けて“新兵器”を準備していることを、この日の試合後に明らかにした。これまでにも投げていたものとは、異なる変化をする2種類目のツーシーム。「国際大会で効果があると思う。国際大会では小さく動く方が有効なのかなと」。これまでは打者の手元で沈む“シンカー系”の変化だったが、この“新球”は右打者に食い込むような変化をするという。

 この日のブルペンでは、このツーシームも投げて確認。「試合で投げても大丈夫だと思います」とし「使うところがあれば、使ってみたい」と話した。ついに開幕するアジアの頂点を目指す戦い。「みんなで全勝で優勝しようと話しているので、全勝して史上初の2連覇をしたいと思います」と右腕は意気込んでいた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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