イチロー、マ軍残留を希望 「戻ってきたいか?」に「もちろんです」と断言
地元メディアの取材に残留希望の意思を明かす
マーリンズのイチロー外野手が、今季最終戦の敵地フィリーズ戦後に、地元メディアの取材に対して来季残留を希望していることを明言した。
敵地シチズンズ・バンク・パークのロッカールーム。最終戦で衝撃の投手デビューを果たしたイチローは、盗塁王と首位打者を獲得したディー・ゴードン内野手にも劣らないほど、地元メディアの取材攻勢を受けた。
「来年、このチームに戻ってきたいですか?」
契約満了でフリーエージェントとなるイチローは表情を引き締めると、日本語でこう断言した。
「もちろんです」
開幕前に1年契約を結んだレジェンドは、再びマイアミに戻って来ることを望んでいると言い切った。
ヤンキースと契約満了となった昨オフ、イチローは4番手の外野手としてマーリンズに加入した。メジャー最強との呼び声もあった外野手トリオが故障などで次々と戦列から離脱する中、メジャー最年長野手は開幕時の野手のロースターで唯一、離脱をせずに1シーズンを戦い切った。
イチローとマーリンズは契約時にパフォーマンス・ボーナスを設定。300打席に立つことで40万ドル(約4800万円)のボーナスを手にし、その後は50打席立つごとに40万ドルが加算されていた。つまり、基本年俸の200万ドル(約2億4000万円)に計1億4400万円が出来高として加わったことになる。