投手・大谷、88日ぶりメジャー復帰 初回は1安打無失点 最速は159.8キロ
注目の初球は156キロの速球ボール
エンゼルス大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、敵地アストロズ戦で88日ぶりにメジャーマウンドに復帰した。注目の初球は96.9マイル(約155.9キロ)の速球。先頭スプリンガーに右前打を許し、コレアに四球を与えたが、後続を抑えて無失点スタートを切った。
やや緊張の面持ちで初回のマウンドに上がった大谷は、先頭スプリンガーと対戦。初球は96.9マイル(約155.9キロ)の速球でボールとなり、2球目の95.7マイル(約154キロ)速球をライト前ヒットとされた。続くアルトゥーベには速球を2球続けて追い込むと、3球目88.5マイル(約142.4キロ)スプリットで左翼フライ。3番のブレグマンは初球97マイル(約156.1キロ)速球で押し込んで二飛に打ち取ったが、4番のコレアにはフルカウントから7球目で四球を与えた。2死一、二塁としたところで、5番のホワイトはフルカウントから6球目83.6マイル(約134.5キロ)の低めスライダーで見逃し三振に仕留めた。
最速はホワイトの2球目に記録した99.3マイル(約159.8キロ)だった。
6月6日(同7日)の本拠地ロイヤルズ戦で右指にマメを作って降板。翌日に右肘内側側副靱帯の損傷が判明し、多血小板血漿注射と幹細胞注射による治療を受けた。打者としては先にメジャー復帰を果たしていたが、投手としてはこの日が88日ぶりのメジャー復帰となった。