トリプルスリーの2人が今月も月間MVP 山田は3か月連続、柳田は2か月連続
投手はセがヤクルト石川、パがロッテ石川、山田の3か月連続はリーグ史上2人目
9月度の「日本生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグの投手部門は石川雅規、打者部門は山田哲人と14年ぶりにリーグ優勝したヤクルトの2人が選出された。パ・リーグは、ロッテの石川歩投手、ソフトバンクの柳田悠岐が外野手が受賞。今季、65年ぶりのトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)同時達成という快挙を成し遂げた2人は、山田が3か月連続、柳田が2か月連続での選出となった。
3度目の受賞となったヤクルトの石川は5戦全勝、防御率1.21という成績で、リーグ制覇に大きく貢献した。月間5勝はただ1人。すべての試合で5回以上を1失点以下に抑える安定感抜群のピッチングを見せた。9月27日の首位攻防・巨人戦では中4日で先発し、5回1失点という好投だけでなく、先制タイムリーを放ち、勝利に貢献した。
山田は20試合で打率3割4分7厘、4本塁打、13打点、8盗塁と活躍。9月6日の広島戦で30個目の盗塁を決め、トリプルスリーを確実とした。セ・リーグの3か月連続受賞は、2007年7~9月度のラミレス(ヤクルト)以来、史上2人目の快挙となった。
ロッテの石川は5試合で4勝1敗、防御率2.18と活躍し、クライマックスシリーズ(CS)進出に大きく貢献。4勝はリーグトップだった。入団2年目で初受賞。ロッテの投手部門での受賞は、2007年9月度の成瀬以来となった。
また、柳田は22試合で打率3割9分5厘、7本塁打、6盗塁をマーク。独走でのリーグ制覇に大きく貢献し、山田とともにトリプルスリーを達成した。2か月連続受賞は、パ・リーグで10人目、11度目。打者部門では、1995年7、8月度のD・J(オリックス)、1998年6、7月度のイチロー(オリックス)に続いて3人目となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count