今井達也は「精彩を欠く登板」 マイナーで続く制球難…「27/63」に地元メディア苦言

負傷リスト入りしている今井が6日にマイナーでリハビリ登板
アストロズの今井達也投手が、過酷なメジャーの環境への適応に苦しんでいる。「腕の疲労」による負傷者リスト(IL)入りから復帰を目指しているが、マイナーでのリハビリ登板でも制球難が続き、米メディアは「メジャーでの最初の1か月で期待が低下している」と厳しい評価を下している。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のチャンドラー・ローム記者は5日(日本時間6日)に「またしてもマイナーで精彩を欠く登板でアストロズのイマイ・タツヤを巡る疑問はさらに深まる」との見出しで記事を公開。先発ローテーションの柱として期待されての入団だったが、環境の変化に苦しむ現状に触れ、「現在は、より小さな目標を掲げている」と指摘した。
ジョー・エスパーダ監督は登板前に「四球を出すよりも、たくさんストライクを投げて、インプレーにしたほうがいい」と要望を語っていた。しかし、方針を転換して追加された3Aでの2度目のリハビリ登板では、首脳陣の期待に応えられなかった。わずか3イニングを投げて許した安打は1本だったものの、5四球を与え、63球中ストライクは27球にとどまった。同メディアは「さらに懸念が深まった」と記している。
先週行われた2Aでの初登板でも、2イニングで6安打5失点し、投げ切るのに59球を要していた。日本時代やスプリングトレーニングで見せていた本来の投球を知る関係者にとっては、困惑させられる状況となっている。同メディアによると、今井自身はピッチクロックや試合前の準備の違いが影響していると語っているという。
現在のアストロズは、直近3日間のうち2日間でブルペンデーを採用し、チーム防御率もメジャーワーストに沈むなど台所事情は苦しい。他に選択肢が少ないことなどから、それでも起用を試みる可能性はあるとしつつも、同記者は「チームに大きなインパクトを与えるという確信を抱かせる材料はあまりない」と厳しい見解を示している。
エスパーダ監督はリハビリ登板について「パフォーマンスだけで決まるとは思わないが、我々は良い登板を期待している」と語っていた。しかし、不安を残す結果に終わり、同メディアはメジャー復帰に向けて「難しい判断が待っている」と指摘。今井は「ILに入っていなければ、もっとチームを助けられたと思う」とコメントしているというが、まずはマイナーの舞台で本来の姿を取り戻すことが急務となっている。