離脱中のジャッジが初ティー打撃 シーズン終盤に「何試合か出場できれば」
7月に右手首を骨折、ブーン監督も手応え「非常に素晴らしい一日」
右手首骨折で故障者リスト(DL)しているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が、負傷後初めてティー打撃を行ったと米メディアが報じている。昨季の本塁打王が戦列復帰へ大きな一歩を踏み出した。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「復帰に向けようやく大きな一歩を踏み出せ、ワクワクするジャッジ」とのタイトルでレポート。素振りとティー打撃をそれぞれ25球行ったと伝えている。
ジャッジは7月26日(日本時間27日)の本拠地ロイヤルズ戦で右手首に投球を受け、骨折と診断された。当初は復帰まで3週間を要すると見られていたが、予想以上に長引いている。しかし、9月に入ってようやく前進したようだ。
記事によると、ティー打撃を行うのは負傷後初めて。ジャッジは「まだ僕たちはわからないよ。良い方向に向かい続けていけたら、シーズンが終わる前に何試合か出場できると良いね」との見通しを明かしたという。レギュラーシーズン終了前に復帰し、プレーオフに挑む。これが現在描いているプランのようだ。
「今のところ回復ぶりには胸が高鳴る思いだね。次の数日間で調整の強度を上げていくよ。特に痛みは感じていないよ」
こう手応えを示したというジャッジ。次のステップは投手が投げたボールを打つフリー打撃となり、その後、実戦へと進んでいくことになる。マイナーリーグは9月上旬でレギュラーシーズンが終了するため、シミュレーテッドゲームと呼ばれる実戦形式の試合で打席を重ねていくという。
アーロン・ブーン監督も記事の中で「(復帰に向けて)彼が軌道に乗り始めていると我々は間違いなく感じている。ティー打撃が順調にこなせているのは良好な兆しだ。今日は非常に素晴らしい一日だった。彼の復帰がいつになるかまだ分からないが、今日は実に良い日だった。マーカス(打撃コーチ)と話したが、違和感はなかったようだ」と手応えを明かしている。地区優勝は厳しい状況となっているが、主砲が戻ってくれば、昨年のようなワイルドカードからの快進撃に弾みがつきそうだ。
(Full-Count編集部)