広島は土壇場でCS逃す… 大瀬良が決勝打浴び、無念の4位で全日程終える
打線は山本昌、大野、若松の前に沈黙し、勝てばCS進出の一戦で痛恨黒星
広島は7日、マツダスタジアムでの中日戦に0-3で敗れ、4位で全日程を終えた。この日勝てばクライマックス・シリーズ(CS)進出となる大一番だったが、2番手大瀬良が勝ち越しを許し、3年連続CS進出はならなかった。
エース・前田を先発に立てた広島。右腕はその期待に応え、初回、4回と2安打ずつ許しながらも得点を与えなかった。粘りのピッチングを見せ、中日打線に得点を許さない。
援護したい打線だったが、初回1死から登板した中日・大野から得点を奪えない。初回2死から新井がセンター前ヒットを放ったが、それ以降1本のヒットも出ずに試合が進む。
7回から登板した若松にも三者凡退に切って取られると、迎えた8回。この回から登板した2番手大瀬良が1死二塁から、エルナンデスに左中間への先制タイムリー二塁打を打たれ、ついに均衡が破られると、さらに藤井にも左中間へのタイムリー三塁打を浴びた。
2点のリードを許したところで守護神・中崎を投入した広島だったが、時すでに遅し。2死三塁から若松にライト線へのタイムリーを浴び、3点差にリードを広げられた。打線は8回以降も中日投手陣に抑えられ、勝利をつかむことはできなかった。
9月25日には3位阪神に敗れ、残り8試合で3・5ゲームと崖っぷちに立たされながらも、そこから怒涛の5連勝。4日の阪神との直接対決でも勝利し、試合前まででゲーム差なしの4位まで迫っていた。
しかし、無情にも最終戦でセットアッパーがつかまり、夢は絶たれた。去年まで2年連続でCS進出。今季は優勝候補にも挙げられていた広島だったが、69勝71敗3分の4位で全日程を終了した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count