前日1得点の打線にテコ入れ　藤原→小園→根尾→野尻の新打線をテスト

休養日の6日はサンマリンスタジアム宮崎で練習

　宮崎市内で開催中の「第12回 BFA U18アジア選手権」を戦っている侍ジャパンU-18代表は6日、休養日のため試合はなく、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で朝9時から約1時間半の練習を行った。7日のチャイニーズ・タイペイ戦に向けた調整の場。シートノックの後には、投手陣がマウンドに立ってシート打撃が行われ、この中では新打線がテストされた。

　山田龍聖（高岡商）、奥川恭伸（星稜）、渡辺勇太朗（浦和学院）の3投手が登板したシート打撃。注目はその打者の並びだった。1番には3試合連続マルチ安打中の藤原恭大（大阪桐蔭）が入り、2番に小園海斗（報徳学園）、3番に根尾昂（大阪桐蔭）、そして4番に野尻幸輝（木更津総合）と並んだ。

　前日、敗戦を喫した韓国戦後に打線の組み替えを示唆していた永田裕治監督は、この日の練習後「今日は一応、変えてみただけですね。明日どうするかは考えたいと思います」とコメント。ただ前日には調子の良い打者を上位に置く考えを示しており、韓国戦でそれぞれ2安打ずつを放っている藤原、小園を1、2番に置く可能性が高そうだ。

　チャイニーズ・タイペイの印象について、指揮官は「投手は左右いるし、スピードも速い。打者はシャープな感じですね。対応できるものを備えたいと思います」という。負けた時点で決勝進出への可能性が限りなく低くなる重要な一戦。「1点でも多く取って、なんとか勝ちたいと思います」と語った指揮官は、いかなる策を講じるだろうか。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）