ロッテ5年周期説、伊東監督は「ものすごいプレッシャー」
パCSファーストステージへ―両監督、主将が前日会見
日本ハムの栗山英樹監督と宮西尚生投手、ロッテ・伊東勤監督と鈴木大地内野手が9日、10日に開幕するクライマックスシリーズ・ファーストステージ(札幌ドーム)の前日記者会見に臨んだ。
会見中の発言は以下の通り。
――CSファーストステージへ向けて、まずは両監督から。
伊東監督
「我々は最後の最後まで、本当に苦しい戦いをしてきました。正直言って、この場にいれることを非常にありがたく思っています。とにかくレギュラーシーズンは日本ハムさん、ソフトバンクさんの下でしたので、我々は失う物は何もありません。
とにかくがむしゃらに、チャレンジャー精神を持って、目いっぱい戦っていくだけです。全国の野球ファンの皆様が注目されている試合だと思いますので、最後まであきらめずに、野球の素晴らしさを訴えていければいいと思います。最後には、やるからには勝ちたいと思いますので、頂点を目指して頑張りたいと思います」
鈴木主将
「とにかく伊東監督がおっしゃったように、この場にいることが本当に幸せ。とにかく勝つんだ、という気持ちを持って戦うのは当たり前。この場面を楽しんで、全国のマリーンズファンの方に最後まで、いい思いをさせてあげられるように全員で戦っていきたいと思います」
栗山監督
「今年もまたファイターズはこの戦いに参加させていただきます。シーズン中は優勝できなかったことで悔しい思いを我々はしました。もう1回、新しい戦いをさせてもらえるということで、本当に勝ちにこだわって。プロ野球は素晴らしいという戦いにしたいと思います。
これは短期決戦なので、これまでの戦いとは違う種類になる。我々が日本一になれるように、本当にいい戦いをしたいと思います。プロ野球のすごさを伝えていきますので、よろしくお願いします。何が何でも日本一になれるように戦います」
宮西主将
「ロッテは井口さんを中心とした経験豊富な選手がたくさんいます。ファイターズは若い選手です。経験は少ないですが、この大切な試合を思い切って。2位だからでなく、チャレンジャー精神を持ってやっていきたいと思います」
――CSファーストステージは3試合の超短期決戦。その戦いで大事なことは?
伊東監督
「短期決戦ですので先手必勝は間違いないと思います。第1戦を重要視しているし、ポイントになると思います。とにかく後手、後手に回らないように、出来れば早めに早めに仕掛けていければと思います。それ以上は企業秘密ですので、あまり言えないんですけど」
栗山監督
「本当に伊東監督が言われた通りだと思います。ただ、ロッテというチームは粘りのあるチームなので、最後まで最後まで粘り負けないように。最後まであきらめない気持ちが必要になってくる。それだけを持って目いっぱい頑張ります」
――レギュラーシーズンを戦った相手チームの印象は?
伊東監督
「全くシーズンと違う戦いになると思います。ウチはレギュラーシーズンでは分は悪かったんですけど、後半戦で若干手を抜いてもらっていたと思う。そういう面では、いい流れをつかんだまま、このCSに突入できると思います。ただ、順位も上のチームですから、あくまでも挑戦者のつもりで戦っていくだけです」
栗山監督
「チームは若いので、この1試合1試合でチームは成長すると考えている。がむしゃらに目いっぱいやって、見ている方が『ファイターズ強くなったね』と思われないと、上にはいけない。短い期間ですけど、しっかり成長出来るようになれば、なんとか突破できる可能性は出てくる。それだけを考えてやります」