3位決定戦へ永田監督「何が何でも」 元横浜高監督の渡辺元智氏からもゲキ
渡辺氏「ちょっとしたズレがある。そのアドバイスを」
宮崎市内で行われている「第12回 BFA U18アジア選手権」は8日、大会5日目を迎えたが、雨のために予定されていたスーパーラウンドの2試合は中止となった。決勝進出の可能性が無くなった侍ジャパンU-18代表は中国と対戦予定だったが、雨で流れたため、同じ敷地内にある木の花ドームで約2時間の練習を行い、9日の3位決定戦・中国戦に備えた。
7日を終えた段階で、韓国とチャイニーズ・タイペイが決勝進出が決定。8日の最終戦が雨で流れたためにスーパーラウンドは打ち切りとなり、9日に中国と3位決定戦を戦うことになった。3位決定戦には来年、韓国・釜山で行われる予定の「第29回 WBSC U-18ワールドカップ」の出場権がかかっている。次の世代のためにも、負けは許されない。
練習を終えた永田裕治監督は「やるしかないですから。勝つか、負けるか。勝ちに行こうと話はしました。なんとか3位を死守したいと思います。何が何でも勝ちにいくことが大事。泥臭い野球をしたい」と険しい表情を浮かべた。
この日の練習には、今大会のテレビ解説を務める元横浜高校監督の渡辺元智氏も訪問。選手たちに打撃指導を行うなど、アドバイスを送った同氏は「私も過去3回U-18の監督をやっていますけど、その経験に基づいて心構えを話しました。ちょっとしたズレがあるので、そのアドバイスをしました」と語っていた。
今大会の順位以上に、次世代の高校球児のための一戦となる3位決定戦の中国戦。スッキリと勝って、大会を締めくくりたいところだ。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)