ソフトバンク・ミランダ6回無失点で3勝目 「集中して積極的に投げられた」
決勝弾のグラシアルとは「キューバで対戦経験もある」
■ソフトバンク 12-0 オリックス(8日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクのミランダ投手が8日、本拠地オリックス戦に先発し6回無失点の好投でが3勝目を挙げた。3度のピンチを背負いながら、バックの好守と粘り強い投球を見せた。
オリックスは来日初登板で初勝利を挙げた相手。初めて同じチームを相手に投げたが「特別な意識はなかったし、前回のことは考えずに低めに集めることに集中した」という。2回には2死満塁、4回と6回には無死一、三塁のピンチを背負いながら、いずれも無失点で乗り切った。
「自分の投球ができたと思うし、集中して積極的に投げられた。もちろん野手に助けられたところはあるけど、自分で冷静に投げることができたことが結果につながったと思う」
これで来日して4試合連続で試合を作っている。心掛けているのは「自分のルーティンを守ること」。そのルーティンは「試合の1時間前にストレッチをして、ゴムチューブで肩を作ること。そして相手の打線のことを考えないこと」だという。
貴重な先制弾のグラシアルには「彼のおかげで打線が爆発した。いいバッティングをしてくれたね」と感謝。「昔からの友だちだし、一緒にプレーできて良かった。(キューバで)対戦したこともあるよ。成績? 打たれた時もあるし、抑えた時もある。半々だね」と笑った。まさに先発陣の救世主となった助っ人左腕は、これからもしっかりと試合を作り続けてくれそうだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)