【MLB地区S】ドジャースが逆転で1勝1敗のタイに 7回に4点、強烈タックルで流れ変わる
先発グリンキーは7回2失点、タックル受けたテハダは右足腓骨骨折
メジャーリーグの地区シリーズ(5回戦制)はナ・リーグの2試合が10日(日本時間11日)に行われ、ドジャース(西地区1位)が本拠地でメッツ(東地区1位)に5-2で勝利。1勝1敗の五分とした。先発のグリンキーが7回5安打2失点と好投。打線はメッツの剛腕シンダーガードに6回まで1点に抑えられていたが、7回に逆転に成功した。
メッツは2回、先頭のセスペデスがグリンキーの外角への直球をライトへ運ぶ。バットの先で捉えた当たりだったが、打球はライトフェンスをギリギリで越えて先制ソロとなった。さらに、2死からコンフォートがライトポール直撃のソロを放ち、2点目を奪った。
ドジャースの反撃は4回。剛腕シンダーガードに抑えられていたが、先頭のターナーが二塁打で出塁すると、イーシアがライト線へのタイムリーツーベースを放ち、1点を返した。
さらに、7回、ドジャースは1死からヘルナンデスが四球で出塁し、二盗に成功。代打アトリーのライト前ヒットで1死一、三塁とチャンスを広げる。ここでメッツはシンダーガードを代え、ブルペンに入っていた42歳のコロンを投入した。
ケンドリックのセンターへ抜けようかというゴロをセカンドのマーフィーがつかみ、二塁ベースに入ったテハダにトス。すると、ここで一塁走者のアトリーが併殺を阻止しようと強烈なタックル。激しく交錯し、テハダは送球できずに倒れこんだ。
その間に三塁走者のヘルナンデスが生還して同点。さらに、テハダが二塁ベースを踏んでいなかったとするドジャースのチャレンジが認められ、ビデオ判定でセーフに。タックルを食らったテハダは右足腓骨骨折で負傷退場し、なおも1死一、二塁とドジャースのチャンスが続いた。
このプレーで流れは完全にドジャースに。ここでゴンザレスがライト線へのタイムリースリーベース。2点を勝ち越すと、2死からターナーもタイムリー二塁打を放ち、5-2とした。
ドジャースは8回をハッチャー、9回をジャンセンが抑えてそのまま勝利。逆転勝利で1勝1敗とした。第3戦はメッツの本拠地シティー・フィールドに舞台を移し、12日(同13日)に行われる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count