日ハム矢野の勝負強さはどこから来るのか? 「素振りはごまかせない」
矢野の決勝打で日ハムは逆王手、大一番で見せた勝負強さ
日本ハムがロッテに逆転勝ちし、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ進出へ逆王手をかけた。ヒーローは6月に巨人からトレード加入した矢野謙次外野手だ。
レアードの中越え適時二塁打で同点に追いついた直後の8回2死二、三塁で、中前へ打ち返す決勝2点打。大谷の初球、外角へ逃げるカーブを積極的に振っていった。巨人時代の2013年に球団新記録となる代打19安打を放った勝負強さを、負ければ終戦の大一番で見せつけた。
矢野の勝負強さはどこから来るのか? それは素振りにあるという。
「素振りが一番。素振りはごまかせない。自分の体の使い方通りにバットの軌道を描くんだから」
35歳の打撃練習。他の選手は軽くスイングしてからティー打撃に臨むが、矢野はティー打撃よりも黙々とバットスイングを繰り返している。