横浜・村田監督、渡辺元智さん訃報に“涙” 大一番の直前…「甲子園の空から見守って」

横浜・村田浩明監督【写真:加治屋友輝】
横浜・村田浩明監督【写真:加治屋友輝】

前日の訃報受け、準々決勝で花巻東戦前にコメント

 横浜(神奈川)の元監督で甲子園春夏通算5度の優勝を誇る名将、渡辺元智さんが17日に死去したことをうけて、甲子園球場に悲しみが広がっている。第108回全国高校野球選手権大会は18日に準々決勝が行われた。渡辺さんの教え子であり、現在横浜を率いている村田浩明監督も、第3試合で花巻東(岩手)と対戦前に、訃報に言及した。

 村田監督は高2だった2003年の春、渡辺監督の下で捕手として選抜大会準優勝。翌2004年の夏には主将として全国8強入りを果たした。渡辺さんは2015年に監督の座を勇退。村田監督は2020年に母校の監督に就任し、昨春には選抜大会優勝に導いた。

 村田監督は「昨日の朝に連絡をもらって、私にとっても、選手たちにとっても、おじいちゃんのような存在で、いつもグラウンドに来て、試合も見てくれていました」と人柄を語る。「正直言って、実感が湧いていないのですが、監督さんは絶対、甲子園の空から見守ってくれていると思う。変わらずにしっかりやれと、メッセージをくれた気がします」と涙ぐみながら言葉を語った。

 最後に言葉を交わしたのは、14日の日南学園(宮崎)との2回戦の前。小林鉄三郎投手(2年)に「ひとことしゃべってやって下さい」とお願いし、「いつも通りの野球をしっかりやってこい」と言葉を掛けられたという。16日の霞ケ浦(茨城)との3回戦の前後にメールを送ったが「いつもは返ってくるのに、返ってこなかったので、忙しいのかなとか、いろいろなことを思ったのですが……」と声を振り絞った。

 さらに「横浜高校に来てから、当たり前のように監督さんにいていただいて、良いことも厳しいこともたくさん言われて、成長させていただきました。監督さんがいるから、どこか甘えている自分もいました」と思いを吐露。「監督さんがもういないというのは、本当にショックですが、これから自分が横浜高校を背負って、もっと強くして、もっといいものにしていかなくてはならないと、自覚と責任、使命が昨日(17日)芽生えました」と言葉を紡いだ。

(Full-Count編集部)

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