有明、サヨナラ負けで4強ならず エ―ス斉藤の129球熱投に甲子園喝采…被災地に届け続けた勇気

健大高崎との準々決勝に先発した有明・斉藤遼汰郎【写真:アフロ】
健大高崎との準々決勝に先発した有明・斉藤遼汰郎【写真:アフロ】

健大高崎は夏の甲子園初のベスト4入り

 第108回全国高校野球選手権大会は18日、甲子園球場で準々決勝が行われ、第4試合では有明(熊本)が健大高崎(群馬)に延長10回0-1でサヨナラ負けを喫した。最後はビデオ検証も判定は変わらず惜敗したが、スタンドから惜しみない拍手が送られた。

 先発した背番号「1」の斉藤遼汰郎投手(3年)が好投した。チェンジアップやカーブを巧みに投げ分けて健大高崎打線を翻弄。9回までゼロを並べた。0-0で迎えた延長10回1死二、三塁で二ゴロ。本塁送球がセーフとなり、ビデオ検証となったが、判定は覆らなかった。

 129球の熱投だった。試合後、「悔しいです。初出場でここまで来られて楽しかった。やり切りました。勇気を与えられたプレーはできた」と涙を見せずに振り返った。スタンドからの声援には「アルプス以外のお客さんにも応援されていたのは感じていた」と感謝した。16日の東日本国際大昌平(福島)との3回戦に続く完投。甲子園に鮮烈な印象を残した。

 創部30年目で初めての甲子園出場。今大会開幕直前の7月28日に地元・熊本が最大震度7に見舞われ大きな被害が出たが、1回戦で立命館宇治(京都)を6-3、2回戦では長崎日大を3-2、3回戦では東日本国際大昌平(福島)を4-1で撃破。地元に勇気と歓喜を届けた快進撃だった。ナインが球場を去る際、大きな拍手に包まれた。

(Full-Count編集部)

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