選手を支えた女子部員の夏 「夢みたいな場所」からの去り際に見せた最大級の“敬意”

選手と一緒に戦った女子部員の“青春”
第108回全国高校野球選手権は20日、甲子園球場で準決勝が行われる。激闘が繰り広げられた“最後の夏”も残りわずか。今大会では選手たちのはつらつとしたプレーだけではなく、選手を支える女子マネジャーの姿勢も注目を集めた。
ベスト8入りを果たした仙台育英(宮城)には、星よつは学生コーチ兼マネジャー(3年)が4試合連続でベンチ入りした。同校初の女子部員の星さんは、須江監督から提示された、ノックやデータ分析などの厳しい条件をクリアしてユニホームに袖を通した。試合中は懸命に声を出してナインを鼓舞。準々決勝では9回2死からチームが反撃すると、涙を流す場面もあった。
敗れた直後には泣きじゃくる選手たちの背中を右手でさすって慰め、一緒に甲子園の土を集めた。星さんの目から涙は一度止まっていたが、報道陣から聖地の感想を求められた際にはまた“決壊”。「甲子園は夢みたいな場所だった」と泣きながら振り返った。
春夏通じて初出場の東日大昌平(福島)にも、唯一の女子部員として中野蘭マネジャーがベンチ入り。3回戦で有明に敗れた際は選手に対して「いい3年間だった」と感謝を伝える場面が感動を呼んだ。同じく初出場の八王子実践(西東京)も女子マネジャーが大きな声で選手を鼓舞した。試合後は仲間と一緒に甲子園の土を集め、聖地を後にした。
今夏の甲子園も残すは3試合のみ。準決勝は第1試合で智弁和歌山-横浜(神奈川)が激突。第2試合で天理(奈良)-健大高崎(群馬)が対戦する。
(Full-Count編集部)