リードオフマン小園、意地の5出塁で3位死守「ずっと悔しい思いをしていた」
今大会は守備で苦しむも3位決定戦で躍動、永田監督「本当によく頑張ってくれた」
「第12回 BFA U18アジア選手権」は10日、大会最終日を迎え、侍ジャパンU-18代表は中国代表との3位決定戦に14-1の7回コールドで圧勝した。3位に入り、来年に韓国・釜山で行われる「第29回 WBSC U-18ワールドカップ」の出場権を死守。今大会、守備でエラーを連発するなど苦しんでいた小園海斗内野手(報徳学園)は3打数3安打2四球2打点1盗塁と5出塁の活躍でリードオフマンとして打線を牽引した。
小園は「ずっと悔しい思いをしていたので、今日は絶対勝ちたかったので、勝ててよかったです」と安堵の表情。5出塁という結果については「絶対に先頭バッターとして全部出塁する気持ちで打席に立ったので、それは出たと思います」と胸を張った。
2回に今大会無安打と苦しんできた9番・日置の勝ち越しタイムリーが飛び出し、そこから打線に火がついた。「(日置は)すごく苦しんでいたと思うんですけど、1本出たので、そこからもまた1本打ってくれたので、すごく心強かったです」と小園。「2日間空いたので、そこでしっかりと気持ちの整理ができたと思うので、3位を絶対取るという気持ちになったと思います」と話した。
昨年は2年生ながらワールドカップに出場。後輩たちのために、来年の出場権を確保した。小園は「去年も経験させてもらったので、この経験は絶対に生かせると思うので、来年も頑張ってほしいです」と言う。報徳学園の前監督でもある永田監督は「彼もずっとエラーがかさんでだいぶ悩んでいたと思うんですが、本当に良く頑張ってくれました」と労っていた。
(Full-Count編集部)