ロッテ電撃退団から1年「ひっそりやっています」 コーチ打診固辞→異国へ…石川歩から2500字のメッセージ
オーステルハウト・ツインズの石川歩【写真:本人提供】2013年ドラフト1位で入団…12年間プレーしたロッテへの思い
昨季限りでロッテを退団した石川歩投手は、今季からオランダ野球トップリーグ「ホーフトクラッセ」の「オーステルハウト・ツインズ」に移籍した。2013年ドラフト1位で入団して12年間を過ごしたロッテへの思い、コーチ就任の打診を固辞した舞台裏や、後輩たちとのエピソードまで……。2500字を超える「言葉」を余すところなくお伝えします。
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――ロッテでの12年間を振り返って感じること。
「早かったですね。自分が35歳くらいになったら、大体思ったところに投げられて自分の状態も把握できる投手になっていて、それで辞めたいなと思っていたんですけど、全然そんなことなく、わけのわからないまま終わってしまった感じでした。結果というよりは、自分の中で納得できる球やフォームをもっと掴んでいる予定のはずでした。でもそこを目指してやるべきじゃなかったというか、ずっともがいてやっていたのが良かったのかなとは思ったりしますけど」
――思い出は。
「やっぱり最初の1、2年間とかは知らないことだらけの世界に入ったのですごく刺激的でしたね。初登板(2014年3月30日のソフトバンク戦)のときのことはすごく思い出に残っていますけど、もうだいぶ昔のことですね。ZOZOマリンスタジアムではいつもすごく大きい声援をいただいて、ありがたかったです。オランダに来て尚更思いますよ、観客がほとんどいないので(笑)」
――終盤は右肩手術や育成契約も経験した。
「投げられない時期はしんどかったです。本当にただ球場に来ているだけのときもあったので。もう1年早く手術しておけばなというのは思ったりしますけど。2022年の終盤に痛めて、2023年は全く投げられず、10月に手術をしました。その年の春とか、なんなら痛めてすぐくらいに受けておけばちょっと変わったのかなと思ったりしているんですけど、まあしゃーないですね」
――手術の影響は大きかった。
「手術自体はすごくうまくいったんですけど、その後の手術を受けた箇所の癒着というか、そこのタイトさが取れなくてすごくしんどかったです。可動域もめちゃくちゃ落ちたし、自分が思っているスピードよりも5〜6キロ遅いみたいな感覚のズレが出てきたので、そこを埋めるためにやっぱり力むし、悪循環みたいな感じでしたね。今も、自主トレのときとか投げる量がそんなに多くないときは「いけるわ」と思うんですけど、球数がかさんだり投げ出すとまだちょっと厳しい感じは残っています」
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(町田利衣 / Rie Machida)

