大谷から一発…韓国主砲のせいで「若手有望株を逃した」 母国警鐘「危険なギャンブル」

KBOドラフトでチェ・ジマンがKTウィズに2巡目で指名された
韓国野球委員会(KBO)の新人ドラフト会議が21日に行われ、元メジャーリーガーで、2023年にはエンゼルス時代の大谷翔平投手から一発を放った経験を持つチェ・ジマン(崔志萬)内野手が、KTウィズに2巡目で指名された。しかし、この指名に対し、地元メディアからは厳しい視線が向けられている。
韓国メディア「マニアタイムズ」は「KTのチェ・ジマン指名は『危険なギャンブル』」と題した記事を掲載。KTがドラフト2巡目でチェ・ジマンを指名した意図について、「来季も『ウィン・ナウ(今すぐ勝つ)』の姿勢を維持し、即戦力として期待できる経験豊富な打者を補強する狙いがある」と分析した。
しかし同メディアは、過度な期待に対して警鐘を鳴らす。KBOに加入する多くの外国人選手が直前まで実戦感覚を維持しているのに対し、チェ・ジマンは「メジャーで最後にプレーして以来、以前のような打撃を見せられておらず、3Aでも確実な競争力を示せなかった。怪我があったとはいえ、近年実戦で結果を残せていないのは事実」と指摘する。
最大の問題点として挙げられているのが「2年近い実戦の空白」と「膝の不安」だ。「打撃において試合勘とタイミングは非常に重要であり、長期間実戦から離れていた選手が以前の感覚を取り戻すには相応の時間が必要。膝の状態を考慮すると走塁での貢献は難しく、フルシーズン戦い抜けるかも不透明」と不安要素を並べた。
記事では元メジャーリーガーのチュ・シンス(秋信守)を引き合いに、「メジャーで通算218本塁打を放った秋信守ですら、全盛期の姿をそのまま再現できたわけではなかった。それでもSSGでチームの優勝に貢献したように、チェ・ジマンに求められる基準もその程度で十分。メジャー時代の成績やリーグを圧倒することを求める必要はない」と解説した。
その上で、「健康を維持しながら中心打線で役割を果たし、勝負どころで一本を打ってくれればKTの選択は意味を持つ。だが、貴重な指名権を投じて若手有望株を逃しただけに、期待通りの活躍が出来なければ、このギャンブルの代償は重くのしかかることになる」と締めくくっている。
(Full-Count編集部)