元Gマイコラス15勝目、シーズン終盤でタフな投球「オフの準備が実を結んだ」
7回5安打1失点の好投、15勝はリーグ3位&防御率2.99は同6位
元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手は11日(日本時間12日)の本拠地パイレーツ戦で先発し、7回5安打1失点7奪三振の好投でナ・リーグ3位タイの15勝目(4敗)を挙げた。防御率は2.99と2点台に復帰。ワイルドカード争いを繰り広げるチームを牽引する右腕は「オフシーズンの準備が実を結んでくれた」と満足げに話した。カージナルスは11-5で勝利した。
マイコラスは初回に2死一、二塁のピンチを招くも、無失点に抑える。すると、直後味方打線がオズナの2点適時二塁打で2点を先制。2回から3回先頭まで4者連続三振を奪ったマイコラスは、4回にディッカーソンに適時打を浴びて1点を返されたものの、7回まで最少失点で投げ抜いた。
7回に代打を送られて降板。この日も安定感は抜群で、107球を投げてストライクは75球。防御率はリーグ6位の2.99となった。地元テレビ局「FOXスポーツ・ミッドウェスト」は試合後に公式ツイッターでマイコラスのインタビューを公開しており、右腕はその中で「スライダーをかなりうまく操れたと思う。打者のバランスを崩すことができたね。塁に走者がいる状態でダメージを最小限に留められたよ」と振り返っている。
シーズン終盤で疲労が蓄積する中、前回登板と同じ107球を投げた。2試合連続の100球超となったが、「問題なかったよ。先発して次の登板までの間に走りこんだりしないからね。この時期になってオフシーズンの準備が実を結んでくれたと思いたいね」とマイコラス。スライダーだけでなく、カーブも効いていたと地元メディアに振られると、「そうだね。カーブもなかなか上手く投げれていたし、スライダーも良かった。変化球はかなりうまく操ることができたよ。ストライクゾーンの低めに集められたし。空振りもなかなか奪えたと思う」と話した。
カージナルスはナ・リーグ中地区で首位カブスと3.5ゲーム差の3位ながら、ワイルドカード争いでは出場権内の2位につけている。エースの働きを続ける右腕の投球が今後も鍵を握る。
(Full-Count編集部)