ヤクルト今浪が「打」のヒーローに 「1打席目、2打席目と死んだふりを…」
6回にリード広げる左前適時打
ヤクルト・今浪隆博内野手が、16日の巨人とのCSファイナル第3戦(神宮)で「打のヒーロー」に選ばれた。
1点リードの6回2死一、三塁で菅野から左前適時打。リードを2点に広げ、先発の館山を援護。2-0の勝利に貢献し、チームは日本シリーズ進出に王手をかけた。
お立ち台では笑顔で振り返った。
――貴重なタイムリー。追加点が欲しい場面だった。
「1打席目、2打席目と死んだふりをしていたので、そろそろ収穫の時期だなと」
――2回1死一塁で投ゴロ併殺打。4回2死満塁は二ゴロに倒れた。あえて死んだふりをしていたのか?
「結果的にそうなりますね」
――打った気持ちは?
「やったね、ですね」
――館山の力投があった。
「後ろで守っていて、一生懸命、いい球を投げてくれてい た。僕は守備で貢献しようかな、と思ってました」
――日本シリーズへ王手。
「まだ油断は出来ないと思うので、一戦一戦、集中して戦いたいと思います」
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count