田中将大、危なげない投球で自身3連勝 監督も絶賛「全ての球にキレあった」
6回無失点の快投で12勝目「今、彼は思うように投げられている」
ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)の本拠地ブルージェイズ戦で今季12勝目を挙げた。6回4安打8奪三振2四球無失点の好投でヤンキースを11-0での大勝に導き、自身3連勝。20イニング連続無失点と圧巻の投球を続ける右腕をアーロン・ブーン監督も「全ての球種にキレがあった」と絶賛している。
初回に5点の先制点をもらうなど、打線の援護にも恵まれた田中。走者は出すものの、危なげない投球を続け、6回無失点でお役御免となった。9月に入ってから21イニングでわずか1失点。1日(同2日)のタイガース戦の初回に1点を失ってから、スコアボードに「0」を並べ続けている。
試合後、地元テレビ局「YESネットワーク」はアーロン・ブーン監督の記者会見の様子を公式ツイッターで公開。ポストシーズンを前に調子を上げてきている田中について指揮官は「これまで通りスライダーが素晴らしかった。スプリットも良かったと思うし、直球も効いていた」と評価した。
若手中心のブルージェイズ打線に格の違いを見せつける快投。「低めに投げていたし、たまに高めにも投げていた。全ての球種にキレがあった。スライダー、スプリット、直球。何が投げたいか、どこに投げたいか、今、彼は思うように投げられているようだ」。ブーン監督の口からは称賛のコメントが次々と飛び出した。
6月には両太もも裏の挫傷で故障者リスト(DL)したものの、復帰後はエース級の投球を続けている。防御率も3.47として、開幕投手のセベリーノ(3.46)に肉薄。ブーン監督は「彼は復帰してから本当に安定している」と話した。ポストシーズンに向けて、頼もしい限りだ。
(Full-Count編集部)