メッツ3連勝でWS進出に王手 マーフィーがMLBタイ記録のPS5戦連続本塁打
15年ぶりWSへあと1勝、先発デグロムは7回2失点の好投
ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦(7回戦制)が20日(日本時間21日)に行われ、メッツが敵地でカブスに5-2で勝利し、3連勝で15年ぶりのワールドシリーズ(WS)進出に王手をかけた。
メッツは初回、セスペデスのタイムリーで1点を先制。しかし、その裏にカブスのシュワーバーのホームランが飛び出し、先発デグロムから1点をもぎ取って同点となった。
3回、メッツの絶好調男がまたも打つ。第2戦でポストシーズン(PS)球団新の4戦連続本塁打を放っていたマーフィーが、2死からセンターにソロを叩き込む。2004年にベルトラン(当時アストロズ)がマークしたMLB記録に並ぶPS5試合連続本塁打で勝ち越した。
カブスは4回にソレアがソロを放ち、再び同点に追いつく。だが、メッツの勢いは止まらない。6回、2死三塁でコンフォートが空振り三振。しかし、これが暴投となって振り逃げに。三塁走者のセスペデスが生還し、勝ち越した。
7回には、1死一、三塁でセスペデスのレフトへのライナーをシュワーバーがグラブに当てながら捕球できず、1点が入る。さらに、1死二、三塁でデューダの一ゴロの間に三塁走者が生還。一塁手のリッゾがボールを処理し、一塁を踏んでからホームに投げたが、間に合わなかった。これで5-2でリードが広がった。
メッツはそのまま勝利。デグロムが7回4安打2失点と好投し、絶好調のマーフィーが本塁打を放つなど打線も着実に得点を重ねて、2000年以来のWS進出に王手をかけた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count