ハム宮西、2つ目のプロ野球記録 通算324HPでG山口鉄に並ぶ「1つでも多く」
2点リードの8回に登板し、15球で3人斬り
■日本ハム 4-2 オリックス(17日・札幌ドーム)
日本ハムの宮西尚生投手が、通算ホールドポイントのプロ野球記録に並んだ。17日、本拠地・札幌ドームでのオリックス戦で2点リードの8回に登板。危なげなく抑えホールドを記録して通算324ホールドポイントとし、山口鉄也(巨人)のプロ野球記録に肩を並べた。
2点リードの8回にマウンドに上がると、1番から始まるオリックス打線を15球で3者凡退に片付けた。今季35ホールド目を挙げ、リリーフでマークした4勝と合わせて今季39ホールドポイントとした。
今季すでにプロ野球新記録を打ち立てた通算ホールドに続く栄誉。「一つでも多く名を残せる記録ができたことはうれしいですね。ホールドもホールドポイントも一人で取れるものではないので、周りに感謝したいです」。ルーキーイヤーから11年連続50試合以上登板している鉄腕は謙虚に語った。
2年ぶりとなる最優秀中継ぎのタイトルへひた走る。39ホールドポイントは、2位につけるオリックス山本に4つの差をつけてトップ。「シーズンが終わって獲れていればいいですね。300ホールドもあるので、ひとつずつ取っていきたいです」と、あと8と迫った前人未到の通算300ホールド達成にも意欲を示す。
全てはチームの勝利のため。西武にはマジック11が点灯したが、2位ソフトバンクとは1ゲーム差とした。「地震もあった中で野球ができる喜びを感じている。1試合1試合全力でプレーするだけです」と力を込めていた。